パリ五輪日本選手団、壮行会で堂々の入場 旗手の半井重幸選手と江村美咲選手「涙が」

旗手を務める江村美咲選手と半井重幸選手

パリ五輪に向けた壮行会『第33回オリンピック競技大会(パリ)TEAM JAPAN壮行会』が5日、東京体育館で行われた。選手・役員らを含め総勢697人で結成された「TEAM JAPAN」のうち317人が堂々の入場。児童や生徒らの熱烈な応援を受けた。

旗手を務めたのは半井重幸選手と江村美咲選手。ダンススポーツ競技として五輪初採用となるブレイキンで金メダル獲得に期待がかかる半井選手は「皆様のパフォーマンスや音楽、言葉に、我々全員が勇気づけられました。皆さんがエールを送って下さったように、パリ大会を通して感動や元気を与えていきたいです。最後の最後まで引き続き応援をお願い致します」

フェンシングの江村選手は「これまでツラいことや苦しい事の方が多かったのですが、皆さんのエールを頂いてここまで頑張ってきて良かったと思えます。試合もまだやっていないのに涙が流れそうになりました。これから五輪に向かうにあたって、どれだけ準備しても怖いです。自分を信じることは難しいですが、皆さんの応援を頂いて、自分だけじゃなく皆さんも信じて頂いている、皆さんからもらったエネルギーを試合でぶつけるだけだと思えました。悔いのないように全力を出し切って戦う姿を皆さんに届けたいと思います。その姿に皆さんが力をもらって頂ければ私たちも嬉しいです」と感謝した。

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