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長野県松本市の刀剣研究家、佐藤肇祐さん(49)が5日、茨城県水戸市役所を訪れ、幕末の「天狗党の乱」で党を率いた水戸藩士・武田耕雲斎ゆかりと伝わる刀剣を高橋靖市長に披露した。
佐藤さんによると、天狗党を率いた耕雲斎が1864年、京都上洛(じょうらく)中に南信州で「和田峠の戦い」に臨んだ際、宿泊の謝礼として刀となぎなたを置いていった。佐藤さんはこれらを所有する長野県飯田市の男性から借り受けたという。
佐藤さんは刀となぎなた、天狗党幹部の田中愿蔵(げんぞう)ゆかりとされる刀のほか、新選組副長、土方歳三の刀も紹介。高橋市長は「こんな重いのを持って戦うのは大変だったろう」と重量感に驚いていた。