バイデン氏、大統領選撤退を「完全否定」 強気姿勢変えず

ウィスコンシン州マディソンの駐機場で大統領専用機への搭乗時取材に応じるバイデン氏/Saul Loeb/AFP/Getty Images

(CNN) バイデン米大統領は5日、大統領専用機「エアフォースワン」に乗り込む前に報道陣の取材に応じ、2024年大統領選からの撤退を「完全に否定」すると表明した。大統領選討論会での低調ぶりを受け高齢不安や適格性を疑問視する声が出ているが、強気の姿勢を変えなかった。

バイデン氏はウィスコンシン州マディソンの駐機場で選挙戦から撤退するか聞かれ、「それは完全に否定する」と答えた。

さらにトランプ前大統領に言及して「私は以前に彼を破ったことがある。私はどの大統領よりも多くのことを成し遂げた」と説明した。

バイデン氏は連邦議会議員20人と話をしたことも明らかにしたが、個々の議員の名前は挙げなかった。議員らからは「選挙戦にとどまる」よう言われたという。

ワーナー上院議員がバイデン氏に撤退を要請するよう民主党上院議員に働きかけているとの米紙ワシントン・ポストの報道について聞かれると、「そんなことを考えているのは一人(ワーナー氏)だけだ」と答えた様子だった。

米ABCニュースとのインタビューについても聞かれ、「良いインタビューだったと思う」と述べた。

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