喜多方・とうふ屋おはら、東北2部門で金賞 9月に全国大会出品

「全国3位以内を目指す」と意気込む小原さん

 第8回全国豆腐品評会東北地区大会で、喜多方市高郷町のとうふ屋おはらの「もめん豆腐」が木綿豆腐の部、「豆幻郷(とうげんきょう)」が充填(じゅうてん)豆腐の部でそれぞれ金賞に輝いた。2部門での金賞受賞は初めて。両商品は9月に東京都で開かれる全国大会に出品される。

 東北地区大会は東京都で6月15日に開かれた。豆腐技術の継承や発展、豆腐業界の活性化を目的に開いており、味や風味、食感などを審査した。各部門の出品数の上位3分の1が全国大会の出場権を得た。

 もめん豆腐は、大豆のうまみを味わえるまろやかな豆腐で、豆幻郷は濃厚でほんのりと甘いデザート感覚の絹ごし豆腐。大豆の甘みをより引き出すよう試行錯誤を重ねたという。同店店主の小原直樹さん(65)は「初の2部門での金賞受賞でうれしい。東北地区の代表として全国3位以内を目指したい」と意気込んだ。

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