メルカリ11周年記念でインフォグラフィックス公開、数字で見るメルカリとは

by 富岡 悠

メルカリは、フリマアプリ「メルカリ」のサービス開始11周年を記念して、最新の「メルカリ」内のトレンドや傾向を振り返るインフォグラフィックスを公開した。

カテゴリー別シェア

「メルカリ」における取引件数のカテゴリー比率

取引件数の4割以上が「エンタメ・ホビー」という結果に

取引件数のカテゴリー別シェアでは、「キャラクターグッズ」や「タレントグッズ」「トレーディングカード」などを含む「エンタメ・ホビー」カテゴリーが4割以上を占めている。

メルカリは、新型コロナウイルス感染症拡大によるライフスタイルの変化を機に、本・ゲーム・おもちゃといったインドア向けアイテムの人気が高まり、以降トレンドが継続しているほか、近年の「推し活」市場拡大の影響があったと分析している。

取引されたアイテムカテゴリーTOP5

「メルカリ」内の取引件数をもとに算出

「推し活グッズ」が上位TOP3にランクインという結果に

もっとも取引されたアイテムカテゴリーでは、「キャラクターグッズ」や「アイドルグッズ」など、「推し活」に関連する「エンタメ・ホビー」関連のアイテムが上位TOP3となった。

一方で5位には「語学・辞書・学習参考書」がランクインしており、取引の多いタイトルとして「TOEIC」や「日商簿記3級」などのワードが並んでいることから、社会人のリスキリング需要が高まったことを要因の一つに挙げている。

世代別出品・購入カテゴリーTOP3

世代別に出品と購入が多いカテゴリーをそれぞれランキング化したところ、10代・20代の若年層では、購入・出品ともに「キャラクターグッズ」や「K-POP・アジアのCD・DVD」がTOP3にランクインした。

メルカリは、若い世代ほど、同じカテゴリー内で不要品を売って新たに欲しいモノを購入する、という取引の流れが見られるとしている。

一方、50代以上では出品と購入で取引が多いカテゴリーが異なる傾向にあり、本や衣類など身の回りで不要になったモノを出品し、売上金で「フラワー・ガーデニング」などの趣味に関連するアイテムを購入する流れを読みとることができる。

「メルカリ」を利用する理由

「欲しいモノを少しでも安く買いたいため」が多かった一方で、「モノを売ったお金で新たに欲しいものを購入するため」「自分の趣味をより充実させる」「メルカリでしか買えないモノを手に入れる」など様々な意見が見られた。

海外で人気の「メルカリ」商品とは

日本発のエンタメ・ホビー関連グッズがグローバルで人気という結果に

メルカリでは、越境EC事業者累計70社以上と連携し、世界110か国以上の国で利用されており、直近1年間で越境取引金額が最も多い国は「中国」「アメリカ」に次いで「台湾」となった。

日本国内での取引と同様に越境でもエンタメ・ホビーが人気のカテゴリーとなっており、日本のアニメ・キャラクターグッズが特に人気という結果に。

また、デジタルカメラブームが影響して「デジタルカメラ」が中国から売れているカテゴリーの4位に入っているほか、アメリカでは日本限定品の需要も高く「K-POP」のグッズが人気となっている。

ビットコイン県ランキング

平均取引金額が多い「ビットコイン県」は徳島県という結果に

直近1年の暗号資産口座開設数が業界1位となった「メルカリ」内の「ビットコイン取引サービス」において、平均取引金額が最も多かったのは、徳島県となった。

みんなが欲しいモノpickup

人気アイテムのキーワードは“平成レトロ”という結果に

直近「メルカリ」内で検索数が増えているアイテムをピックアップした結果、近年の「デジカメブーム」を受けて、人気機種「KODAK PIXPRO FZ55」の20代の取引が増えていることがわかった。

また、合わせて2013年発売の3DSのソフト「トモコレ新生活」も人気ワードになっており、「メルカリ」でも平成レトロアイテムの取引が増えていることが明らかとなった。

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