7月7日は「冷やし中華の日」! 俺の「高級冷やし中華」はじめました

7月7日は「冷やし中華の日」。気温が上がり冷やし中華を食べたくなる頃であることから、冷やし中華愛好家らによって登録されたという、なんとも漠然とした記念日だ。今回はそれに先立って、コンビニ商品だけを使ったゴージャスな冷やし中華作りに挑戦。新しい味わいの、夏の定番料理誕生となるか。

夏バテでも食べたくなるゴージャスながらあっさりとした冷やし中華作りに挑戦

さらば、甘酸っぱい定番の冷やし中華

まず選んだのが、主役となる麺。一般的な冷やし中華では、黄色みがかった中細丸麺をよく見かけるが、もっと歯応えにパンチ力が欲しかったため、つけ麺用の極太麺を使用することにした。冷凍の「頑者 濃厚魚介つけ麺」が販売されていたので、こちらを二つ購入した(麺の量も1.5倍程度欲しかったため)。

次に用意したのがスープ。甘酸っぱいタレをかけるのが一般的だが、個人的にあまり好きな味ではないので、こちらも大アレンジ。濃厚かつ爽やかな味わいの「冷たいじゃがいものスープ」を購入し、これをベースにスープを作る。

最後は麺に盛り付ける具材をチョイス。歯応えのいい「やわらか穂先メンマ」、おつまみとしてもおいしい「厚切り焼豚」、彩りもいい「エビとブロッコリーのタルタルサラダ」、そして「半熟茹でたまご」を購入。なかなか豪華なラインアップとなった。

ファミリーマートでそろえた、麺、スープ、具材の数々

調理時間は10分程度のお手軽料理

では早速作っていこう。まずはつけ麺の麺を、通常通りレンジで温め、ザルに移して流水と氷で冷やしていく。同時に少量のお湯を沸かし、つけ麺用の液体スープを溶かす。

麺はレンジでチンした後、流水と氷でキンキンに冷やす
つけ麺用スープはお湯で溶いた後、氷で冷やしていく

このお湯の分量に工夫が必要で、通常1人前100mlを使用するのに対し、半分の50mlしか使わない。というのも、本来のつけ麺はお湯と液体スープを混ぜれば完成だが、今回は冷やし中華なので氷を入れてスープを冷やす必要がある。その時に薄くならないように、お湯を少なめにする必要があるのだ。そして氷を入れて冷やした後は、じゃがいもスープと混ぜあわせ、タレも完成させる。

じゃがいもスープと混ぜ合わせ、冷麺のタレが完成

大きめのガラスの器に、1.5人分程度の麺を盛り付け、そこにたっぷりとタレをかけていく。見た目は豆乳坦々スープのような色合いで、なかなか悪くない。

冷やした麺に冷たいタレをかけてよく混ぜ合わせる

ここから購入した具材を丁寧に盛り付けていこう。冷凍のつけ麺にチャーシューとナルトが入っているので、もちろんそれも載せていく。最後に半熟たまごを頂点に置き、半分に割れば「俺のゴージャス冷やし中華」の完成だ。

麺の上にピリリと辛い穂先メンマを載せる
つけ麺に入っていた大きなチャーシューも利用
エビとブロッコリーのタルタルサラダで彩りを添える

コンビニ商品で作ったとは思えない豪華さが魅力

見た目は、我ながらなかなかうまそうに思えるが、いかがだろうか。では、肝心なお味も確かめてみよう。冷たい麺にタレをしっかり絡ませて、ズルルルっといただいてみると「う、う、うまー!」。そして「お上品ですことー!」。

「俺のゴージャス冷やし中華」の完成形つけ麺用の魚粉はお好みで

歯応えしっかりの極太麺はかなりのパンチ力ながら、じゃがいものスープの味わいが優しく、全体をまろやかにしている。味わいがマイルドになりすぎて少々物足りなさを感じなくもないが、具材たちがそれを補う。

もちもちっとしたつけ麺用の極太麺が想像以上にマッチ

たっぷりの穂先メンマを食べれば、油分、辛味、食感をプラス。シャキシャキっと楽しさもアップする。チャーシューは濃厚な味わいと香ばしさを与えてくれて、力強い麺ともナイスなマッチングだ。エビとブロッコリーのタルタルサラダは、豊かな風味と爽やかさで気分も完全リセット。また一からゴージャス冷麺を楽しませてくれる。黄身がオレンジ色のゆで卵も、アクセントとしていい仕事をする。クリーミーなじゃがいものスープや、タルタルサラダとの相性も最高だ。

さまざまな具材を少しずつ楽しめるのも冷やし中華の魅力

食べ応えのある極太麺と飽きがこない上品な味わいのスープ、彩りを与えるさまざまな具材たち。初めて作った全く新しい冷麺は、なかなかの傑作となった。ラー油や山椒で味変しながらいただくと、さらに素晴らしい逸品となりそうだ。(エフェクト・山葉のぶゆき)

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