水陸機動団の新隊員が教育開始式 初の女性も 陸自相浦駐屯地 長崎

教育開始式に臨む陸自水陸機動団の新隊員=佐世保市大潟町、陸自相浦駐屯地

 陸上自衛隊相浦駐屯地で4日、水陸機動団の新隊員の後期教育開始式があった。新隊員79人は、戦闘の最前線に立つ普通科隊員の基礎となる戦闘訓練や射撃訓練などに励む。
 新隊員は18~28歳。4月の陸自入隊後、自衛官の基礎となる訓練を積んできた。今回初めて、女性3人が後期普通科教育を受ける。新隊員は9月14日まで訓練に励み、その後は三つある水陸機動連隊のいずれかに所属する。
 開始式で辻一・第2水陸機動連隊長は「団結して、訓練に励む姿勢は、安全保障環境を揺るがす周辺諸国への抑止力の一端となる」と強調。「日々の1分1秒を大切に訓練に一所懸命取り組み、充実した日々を過ごしてほしい」と激励した。
 神奈川県出身の林日彩さん(18)は「『国防』『最前線』という言葉にひかれた。男性のペースについていけるか不安はあるが、日々の訓練を積み重ねていきたい」と話した。

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