渡辺翔太&中村アン、お互いの印象に変化? 「どんどんキュンキュンさせてほしい」

7月期のテレビ朝日系オシドラサタデー枠で放送がスタートする『青島くんはいじわる』は、吉井ユウ原作の人気コミックを実写ドラマ化したラブコメディ。イケメンでモテモテながら“恋愛不要主義”のツンデレ絶食系男子と、恋愛から離脱した35歳目前の“年上干物系女子”による、小さな嘘から始まる“協定恋愛”を描く。

主人公・青島瑞樹に扮するSnow Manの渡辺翔太と、青島くんに“いじわる”される年上女性・葛木雪乃を演じる中村アンが、互いの印象や撮影への意気込みを語り合った。

中村アン「どんどんキュンキュンさせてほしい」

――本作がドラマ初共演になりますが、お互いにどんな印象を持っていましたか?

渡辺翔太(以下、渡辺):以前、僕らの番組(TBS系『それSnow Manにやらせて下さい』)に一度ゲストとして来てくださったことがあったのですが、それ以来だったので、ほぼ初めましてという感じでした。その時の印象でちょっとクールな方なのかなと思っていたのですが、お会いしたら全然フランクで優しい方だったので、ホッとしました(笑)。

中村アン(以下、中村):とても話しやすい雰囲気で、いい距離感の方だなと。テレビで見るイメージのままで、裏表のない素敵な好青年です。

――青島くんはかなりキュンとさせる役ですよね。

中村:そうなんですよね。雪乃は青島くんにいっぱい“いじわる”をされるのですが、それがキュンとするポイントなんです。どんどんキュンキュンさせてほしいですね。

渡辺:頑張ります! 観ている方が、いじわるだけれど憎めないと思っていただけるような、かわいらしい部分もしっかり入れながら演じられたらいいなと思います。

――具体的に意識している部分はありますか?

渡辺:僕にとって未知の領域ですね。グループで男同士のイジり合いは日常的にありますが、相手は年上の女性ですからね。難しいと思いますが、ナチュラルにできたらいいなと思っています。

――それぞれ演じるキャラクターに共感できる部分は?

中村:雪乃はお仕事を頑張ってきて、結婚もしたくないわけじゃないけれど、気づいたらいい年になってきてしまったという女性。そこは共感できます。恋愛に重きを置いているわけではなく、もう少し先でもいいなと思っていたら40歳近くなって……自分を見つめ直すところなどもわかるなと。

渡辺:青島は恋愛に興味がなく1人が好きな男性なのですが、僕もリアルな生活はそんな感じです。男友達とワイワイしているほうがいい。仕事があれば恋愛は二の次という感覚があるので、結構被る部分が多いと思います。

多くの女性にとって共感できるドラマ

――原作よりは年齢差が縮まっていますが、それでも5歳差という設定です。

渡辺:取材とかで堂々としているところや、受け答えを見ていると、アンさんは大人だなと思います。

中村:この仕事をしていると年齢の上下って関係ないですよね。渡辺くんはすごいしっかりしていますし。でも、すごくかわいらしいところや無邪気なところはやっぱり年下だなと思いますね。

――役作りはどのように?

中村:ほかの取材で「イケメンをどう演じますか?」って聞かれていましたよね。

渡辺:ビジュアルに関しては役作りはいりません(笑)。イケメンに対してその質問はおかしいでしょ(笑)。でも、衣装合わせの際もパーカーの紐の色について、白がいいか黒がいいかでかなりこだわったり、すごく熱量が高いので、その意味ではしっかりと青島を演じられるように頑張りたいです。

中村:雪乃は赤のメガネがポイントですね。モノローグで「無難」と自分を表現しているのですが、ラブコメなので、キラッとした部分は見せていきたいです。

――ドラマの見どころを教えてください。

中村:よく「恋はするものではなく落ちるもの」と言われますが、まさにそんな感じのスタートになっていると思います。誰しもお仕事と恋愛において逃せないタイミングってあると思うのですが、私も「ここだ!」って仕事を必死で頑張ってきた部分があったので、多くの女性にとっても共感できるドラマになっていると思います。

渡辺:第1話から感情の流れがスピーディーに動いていきます。ウソの恋人役から始まって、だんだんと気持ちが動いていくさまを観てほしいです。恋愛に興味がなかった青島がどう変化していくのかも楽しみにしてください。
(文=磯部正和)

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