春風亭昇太と林家たい平が競演 7月25日に「特撰花形落語会」

 人気演芸番組「笑点」(日本テレビ系)の「大喜利メンバー」でもある春風亭昇太と林家たい平が競演する「特撰(とくせん)花形落語会」が、7月25日(木)午後2時から、山口市民会館(山口市中央2)で開かれる。

 

 笑点の司会者や落語芸術協会の会長として活躍する昇太は、1959年12月静岡県清水市(現静岡市)生まれ。東海大学では落語研究部に所属し、数々の学生タイトルも獲得した。1982年、春風亭柳昇に入門し、前座名は昇八。1986年に二ツ目昇進、昇太となる。1992年に席亭推薦による抜てきで真打ちに昇進した。NHK新人演芸コンクール優秀賞(1989年)、花形演芸大賞(2000年)、第55回文化庁芸術祭(演芸部門)大賞(同)など、受賞も多数。2021年からは、母校・東海大学の客員教授も務めている。新作落語の創作および古典落語への独自解釈でのアプローチは、実力派として高い評価を得ており、役者やミュージシャン、パーソナリティーとしても積極的に活動している。趣味の「お城めぐり」に関する講演やイベントへの出演も多く、サッカーJ2清水エスパルスのサポーターでもある。2006年5月に笑点の大喜利メンバーとなり、2016年5月から6代目の司会を務める。

 

 

 たい平は、1964年埼玉県秩父市生まれ。武蔵野美術大学在学時に落語研究会に所属し、卒業後の1988年林家こん平に入門。1992年に二ツ目昇進、翌1993年にNHK新人演芸大賞優秀賞を受賞した。2000年に真打ちに昇進し、2008年に第58回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。2010年からは母校・武蔵野美術大学の客員教授も務めており、サッカーJ2大宮アルディージャのサポーターでもある。笑点には、林家こん平の代役として2004年12月から大喜利メンバーに加わり、2006年5月に正式メンバーとなった。

 

 昇太とたい平は、全国各地で「2人会」を開いている。その際、会場入り前に釣りをしていたり、楽屋での「新聞剣道」や、互いにマッサージし合う様子等もSNSで発信。当日の演目は落語家自身が客の顔ぶれを見て決めるが、仲の良い2人の掛け合いも見られそうだ。

 

チケット料金は4000円(全席指定)で、同館、YCAM、山口井筒屋(総合サービスサロン)、コンビニ端末などで購入できる。未就学児は入場不可で、託児サービス(1人700円、2人目以降500円)希望者は、7月18日(木)までに同館(TEL083-923-1000)へ申し込む。

 

 「テレビでもおなじみの2人による爆笑必至の話芸は、落語初心者でも楽しめると思う。たくさん笑って、楽しい午後のひとときを過ごしてもらえれば」と、同館の西村真治主任。

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