松下洸平、10月期日テレでGP帯連ドラ「単独初主演内定」 TBS・フジ・NHK交え大争奪戦…次は白衣沼か

松下洸平 (C)ピンズバNEWS

7月4日、俳優で歌手の松下洸平(37)が初登場1位の快挙を達成した。

これは、松下が3月14日に行なったライブの様子を収録した『KOUHEI MATSUSHITA LIVE TOUR 2024~R&ME~』(DVD・Blu-ray)が『オリコン週間ミュージックDVD・BDランキング」(7月8日付)で1位を獲得したもの。

「『R&ME』は、松下さんが1月から3月にかけて12会場14公演で行なったツアーライブです。松下さんは4月から始まった音楽番組『with MUSIC』(日本テレビ系)のアーティストナビゲーターもしているし、俳優以外も好調ですよね」(芸能プロ関係者)

歌手やMC業でも輝きを見せる松下だが、俳優としても変わらず絶好調。7月クールは連ドラに出演していないが、7月25日から8月31日にかけて、井上ひさし原案、富田靖子(55)と共演する舞台『こまつ座 第150回公演 母と暮せば』が控えている。

そんな松下だが、次の10月クールには自身初となる民放局GP帯の単独主演連ドラが控えているというのだ。前出の芸能プロ関係者は話す。

「日本テレビの、GP帯の連ドラで松下さんの主演が内定していると聞こえてきています。これまでさまざまな役柄を演じてきた松下さんですが、GP帯単独主演作で演じるのは医者役だといいますね」

松下と言えば、戸田恵梨香(35)主演のNHK連続テレビ小説『スカーレット』(19年後期)で戸田演じる主人公の夫・十和田八郎を演じて大ブレイク。強い妻に押されながらも繊細で優しさをにじませ、支え続ける役で“八郎沼”というワードを生み出し、以降、松下がドラマに出演するたびに“沼落ち”する視聴者が続出するようになった。

松岡茉優(35)主演の『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系/23年7月期)では夫・九条蓮として、主人公を支えた。同作はコア視聴率(テレビ界が今、最重要視している13~49歳の視聴率)が好調で、最終回も3.6%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)と数字面でも評価された。

23年10月期の『いちばんすきな花』(フジテレビ系)には多部未華子(35)、今田美桜(27)、神尾楓珠(25)とクワトロ主演で出演。温厚で優しすぎるせいで「誰にとってもいい人」になってしまい、生きづらさに悩むサラリーマン・春木椿を演じた。視聴率はそれほどでもなかったが作品の人気は高く、“椿沼”というワードも生まれた。

■日テレ、TBS、フジで大争奪戦

前クール、2024年4月期に放送された川口春奈(29)主演の『9ボーダー』(TBS系)では、記憶喪失の青年・コウタロウを松下は演じた。ギターで弾き語りをする姿や記憶を喪失前のカッコいいビジネスマン姿とのギャップなど、こちらも見どころの多いキャラクターだった。

現在放送中の吉高由里子(35)主演のNHK大河ドラマ『光る君へ』には、宋の見習い医師・周明(ヂョウミン)役で第21回(5月21日)から登場。まひろ(吉高)を言葉巧みに懐柔しようとするも失敗して脅そうとする二面性も見せたが、内心では本当にまひろのことが好きだったのでは、という含みを持たせて第24話(6月16日)で宋へ帰ったが、再登場に期待する声は多い。

そのほかにも近年の松下は、吉高主演の『最愛』(TBS系/21年10月期)、土屋太鳳(29)主演の『やんごとなき一族』(フジテレビ系/22年4月期)、山崎賢人(29)主演の『アトムの童』(TBS系/22年10月期)、天海祐希(56)主演の『合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明〜』(フジテレビ系/23年4月期)と、主にTBSとフジテレビを中心に作品に出演し続けてきた。

前出の芸能プロ関係者はこう話す。

「女性人気が抜群で、出るたびに新たな沼を作って女性視聴者を落とし続ける松下さんを起用できれば、ドラマ成功の確率が上がる。『最愛』や『最高の教師』は視聴率も高く大変話題にもなりましたからね。松下さんは、ドラマ界における“勝利請負人”です。ですのでNHKも含めて、日テレ、TBS、フジで大争奪戦が繰り広げられている感じですよね。そして、次の10月期には日テレが単独主演で松下さんを確保できたと。

そして、その日テレの10月期の作品というのは、ストレートに病院を舞台にした医療ドラマではなく“常駐医”がメインだという話なんです。学校の保健室や大手企業にある医務室、そういったシチュエーションで医療にプラスアルファの要素を組み込んだ作品になるのはないでしょうか。いずれにせよ、色気たっぷりに白衣を着こなす松下さんを見られそうで、また視聴者を新しい沼に落とすことになりそうですね。

現代社会の医師役は松下さんにとって初挑戦で、またイメージは大きく変わるでしょう。“単独のGP帯連ドラ初主演”という話題性もありますし、今年10月期の日テレドラマは大注目作になりそうです」

これまでは2番手以降の役でメインのヒロインを支える姿が印象的だった松下。10月期ドラマでは、主演としての新たな一面が見られそうだ――。

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