マイカーローンは学生も組める?おすすめの銀行ローンと比較ポイント

学生はローンが組めないと思っている人もいるのではないでしょうか。しかし、学生でも条件を満たせばローンの審査に通ります。車を買うだけの資金が無くても、マイカーローンを利用してマイカーを持つことが可能です。

この記事では、学生がマイカーローンを利用する方法を解説します。審査に通りやすくするためのポイントや、おすすめの借入先についても詳しく紹介します。学生でマイカーローンを検討している人は、ぜひ参考にしてください。

マイカーローンは学生でも組める?

学生がマイカーローンの審査に通るためには、以下の条件を満たすことが必要です。

  • アルバイトでも収入を安定させる
  • (未成年の場合)親権者の同意を得る
  • 保証会社を利用する

マイカーローンは学生でも組むことができます。しかし、ローンを組むためには審査があり、学生は社会人よりも審査に通るのが難しいのが現状です。ローンを組むときには、年齢や収入など、さまざまな条件が審査され、きちんと返済できるかどうかが判断されます。

アルバイトでも収入を安定させる

ローンを組むには、安定して継続した収入が必要条件です。学生の場合は、アルバイトをするなどして完済能力があることを示す必要があります。

その際、アルバイト先を転々とするのではなく、決まったアルバイト先で安定した収入を得ている方が審査を通過しやすくなります。定期的にシフトを入れて、月々の平均収入を一定に安定させることがポイントです。

(未成年の場合)親権者の同意を得る

未成年がローンを利用する場合、法定代理人が必要です。法定代理人とは、財産上の管理義務を有する人のことです。基本的には親が法定代理人になるので、親に同意を得てローンを申し込んでください。

保証会社を利用する

ローンを検討している未成年の中には、親に頼るのが難しいという人もいるかもしれません。その場合には、保証会社を利用する方法を検討してください。

保証会社は、保証料を払うことで保証人と同じ役割を担ってくれます。ただし、利用には審査が必要です。学生で安定した収入がない場合、保証会社の審査に通るのは難しくなります。保証会社の利用を検討している人は、まずは安定した収入を得ることから始めましょう。

車のローンで保証人に関する悩みがある人は、車のローンに保証人が必要なのはどんなとき?保証人の条件を解説を参考にし てください。

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学生で車のローン審査に落ちる原因

審査に通りやすいように準備していても、残念ながら落ちることもあります。学生がローンの審査に落ちる原因として考えられるのは、以下の3点です。

  • 信用情報に傷がある
  • 申込み額が大きすぎる
  • 収入が少ない

それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。

信用情報に傷がある

ローンの審査の際、申込みをした人の信用情報がチェックされます。信用情報とは、クレジットカードやローンの契約など、取引事実を登録した個人情報のこと。過去5~10年の間で、支払いの遅延や延滞があった場合、信用情報機関に記録が掲載されます。

ローンの審査の際には、この情報が参考資料として利用され、審査に大きく影響します。過去に支払いの遅延や延滞がある人は信用情報に傷がついている状態なので、ローンの審査に通るのが難しくなるでしょう。

申込み額が大きすぎる

ローンの申込額が大きすぎると、収入や信用情報に問題がなくてもローンの審査に落ちやすくなります。借入できる金額は、返済負担率によって上限が決められています。

返済負担率とは、年収に対する年間のローン返済額の割合のことです。返済負担率は、年間のローン返済額が年収の3分の1程度までと決められているため、これを超える申込額の場合は審査に通りにくくなります。

申込みの際は返済負担率を超えていないか、無理なく返済できる金額か、しっかりチェックしてください。

収入が少ない

安定した収入があっても、収入自体が少ないと審査に通るのは難しくなります。収入が基準に達していないと審査に通過できないので、収入と欲しい車の価格のバランスをよく考えましょう。

場合によっては車の価格を抑えるか、年収をアップさせなければなりません。年収をアップさせるのは難易度が高く、時間もかかるため、車の価格を抑える方が現実的かもしれません。

学生でもローン審査に通るためのポイント

学生がマイカーローンに通るのはなかなか難しいですが、審査に通るためのポイントを押さえておけばローンが組める可能性が高くなります。以下4つのポイントを押さえておきましょう。

  • 頭金を支払う
  • 申込み金額を少なくする
  • 学生を対象にしているローンを選ぶ
  • 親の名義でマイカーローンを組む

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

頭金を支払う

頭金を支払えば、借入額を減らすことができるので、ローンの審査に通りやすくなります。

頭金を用意しておけば、完済のための計画性があると判断され、金融機関の印象が良くなります。同じ金額のローンでも、頭金がある方が審査のハードルは低くなります。ローンを申請する際は頭金をなるべく多く用意して、審査に通りやすくなるようにしましょう。

申込み金額を少なくする

ローンの申込み金額が少なくなれば、そのぶん審査に通りやすくなります。頭金を用意する以外にも、新車ではなく中古車にしたり、同じ車種でもグレードやオプションを見直したりして購入額を抑えられれば、ローンの借入額を少なくできます。

借入額を減らせば、未成年や学生でもローンが利用しやすくなります。審査に通りにくい場合には、購入する車を見直すのは1つの方法です。

親の名義でマイカーローンを組む

マイカーローンを組むことがどうしても難しい場合、学生であれば親の名義でマイカーローンを組んでもらう方法もあります。審査に通りにくい未成年や学生でも、親の名義であれば審査に通る可能性はアップするでしょう。

ただし、この方法には親の同意が絶対条件です。また、親がマイカーローンの契約者でも、車を使用する際の義務は子どもに課せられるため、この点に注意してローンを申し込んでください。

残価設定型

残価設定型とは、下取り価格を購入時点で設定して、購入価格から下取り価格を差し引いた金額を返済していく方法です。ほかのローンより返済額を抑えられます。

残価設定型が向いているかどうかは、車種などの条件によっても異なります。条件によっては損をする可能性もあるので、事前に詳しくチェックするようにしましょう。

学生を対象にしているローンを選ぶ

マイカーローンは種類がさまざまで、銀行や信用金庫などの金融機関以外にも、ディーラーや中古車販売店が独自で行っているローンなどもあります。

販売店によっては、保護者の同意書と連帯保証人があれば利用できる学生向けローンもあります。そういったローンを選べば、通常のローンより審査に通る可能性が高まるでしょう。

学生におすすめのマイカーローンの種類

学生でも利用しやすいマイカーローンを紹介します。それぞれのローンの特徴、メリット・デメリットをまとめるので、マイカーローンを検討している学生はぜひ参考にしてください。

銀行・金融機関系のローン

銀行や金融機関系のローンは、金利が低めに設定されており、総返済額を抑えられます。少ない負担でローンが組めるのは、銀行や金融機関系ローンの大きな特徴といえるでしょう。

ただし、借入可能な金額や年数は、銀行や金融機関により異なります。自分に合ったところを選びましょう。

ディーラーローン

ディーラーローンは、ディーラーが提携している信販会社でローンを組む方法です。銀行系ローンと比べて審査に通りやすいものの、購入した車は返済が完了するまではディーラーの所有物になる点に注意しなければなりません。所有権がディーラーに属するため、返済が終わるまでは売却できません。

車買うならマイカーローンはどこがいい?

マイカーローンの仕組みと返済方法

マイカーローンの金利の選び方、返済期間の決め方、返済方法の選び方について詳しく解説します。

金利の選び方

マイカーローンの金利相場は、ディーラーローンが4~8%程度、銀行マイカーローンが1~4%程度とされています。自社ローンは金利がかかりません。

マイカーローンの金利には、利率が一定の「固定金利」と市場動向によって変わる「変動金利」の2種類があります。

固定金利

  • メリット:月々の返済額が定額で家計管理がしやすい
  • デメリット:市場金利よりも割高となる可能性がある

変動金利

  • メリット:景気次第で金利が低くなり得する
  • デメリット:市場動向に合わせて月々の返済額が変動するので、家計の見通しが立てにくい

固定金利は、完済まで利率が変わりません。景気によって金利が変動するリスクがないため、毎月一定の金額で計画的に返済できます。ただし、市場金利が下がった場合も恩恵は受けられません。

また、そもそも変動金利よりも金利が高めに設定されているため、低金利状態が続けば返済総額が増える可能性もあります。固定金利は、多少金利が高くても一定の金額で安心して返済したい人におすすめです。

一方、変動金利とは、利率が変化する金利タイプです。半年に一度の割合で利率の見直しが行われるのが一般的で、市場金利に大きな動きがなければ、固定金利よりも利率が低くなる可能性があります。

金利が上昇した場合は月々の返済額が増えてしまい、家計を圧迫するケースもあります。変動金利は、ある程度金利が上下しても余裕を持って支払いができる人におすすめです。

返済期間の決め方

マイカーローンの返済期間は、6ヵ月~7年程度の範囲で自分の好きな回数に決めることが可能です。返済期間が短ければ月々の負担は増えますが、その分早く完済でき、利息負担は少なくなります。

返済期間による月々の返済額の違いをシミュレーションしてみましょう。

条件

  • 車の価格:300万円
  • 頭金:50万円
  • 金利:2.4%(固定金利)
  • ボーナス返済:なし

1ヵ月に支払える金額が明確になれば、おのずと返済期間が決まってきます。そのうえでボーナス返済の有無を含め、全体の返済プランをシミュレーションしてみてください。

返済方法の種類

マイカーローンの返済方法には、「元利均等返済」と「元金均等返済」の2種類があります。それぞれの特徴は、以下の通りです。

元利均等返済

  • 元金と利息を足した毎月の返済額が一定
  • 毎月の返済額の中で、元金と利息の割合が変化する
  • 同じ返済期間の場合、総返済額は元金均等返済よりも多くなる

元金均等返済

  • 毎月の「元金」の返済額が一定
  • ローン初期は利息が多いが、返済が進むにつれ徐々に減っていく
  • 同じ返済期間の場合、総返済額は元利均等返済よりも少なくなる

元利均等返済

毎月の返済額を一定とする返済方法で、返済計画を立てやすいのがメリットです。返済当初は毎月の返済額における利息の割合が大きくなり、ローン残債(元金)の減りはゆるやかですが、返済が進むと逆に元金の割合が大きくなっていきます。

返済期間が同じ場合、元利均等返済は元金均等返済よりも支払総額が多くなるというデメリットが生じます。

ほかに住宅ローンなどの返済があり、返済額を一定にしたい人におすすめの返済方法です。

元金均等返済

完済まで毎月の返済額に占める「元金」の額を一定とする返済方法です。金利分はローン残債を元に計算されるため、残債が多い返済当初は利息が多くなり、その分全体の返済額も大きくなるというデメリットがありますが、返済が進むにつれ徐々に減っていきます。

返済期間が同じ場合、支払総額は元利均等返済よりも少なくなるのが最大のメリットです。収入や貯蓄に余裕があり、返済当初の返済額が大きい時期を乗り切れるのであれば、元金均等返済をおすすめします。

金利が低い銀行系のおすすめローン3選

ここでは、金利が低い銀行系のマイカーローンを紹介します。各銀行の特徴やサービス内容について解説するので、銀行のマイカーローンを検討している人はぜひ参考にしてください。

横浜銀行 横浜銀行マイカーローン

横浜銀行「横浜銀行マイカーローン」は、ローン比較サイト「イー・ローン」において、2021年の総合ランキングで1位を獲得した実績があります。横浜銀行のマイカーローンは、車の購入費用だけでなく、車の修理やカスタマイズ、ローンの乗り換えなど、幅広く使えます。仮審査の回答が最短で即日と、スピーディーな借入が可能です。

横浜銀行マイカーローンの特徴

  • 車購入だけでなく幅広く使える
  • 車種によって金利が変わらない

千葉銀行 ちばぎんマイカーローン

千葉銀行「ちばぎんマイカーローン」は、年0.85%という低い金利でローンの借入ができます。新車だけでなく、中古車や、ローン残債資金や借り換えなど、幅広い用途で利用できて金利は変わりません。また、保証料は千葉銀行が負担してくれるので、費用を抑えて借入することが可能です。

ちばぎんマイカーローンの特徴

  • 85%からの低金利
  • 保証料負担0円
  • ネットで仮審査申込みが可能

三菱UFJ銀行 ネットDEマイカーローン

三菱UFJ銀行「ネットDEマイカーローン」は、借入期間が1ヵ月単位で選べます。大手銀行ならではの安心感がメリットです。

ネットDEマイカーローンの特徴

  • 繰り上げ返済はネットから手続きすれば手数料無料
  • 借入期間は1ヵ月単位で選べる
  • 来店不要で手続きが可能

マイカーローン選びで迷ったらクラウドローン

クラウドローンとは、複数の金融機関からプランの提案を受けることができるサービスです。基本情報や希望条件を登録することで、条件に合った提案を受け取れます。

クラウドローンを利用することで、比較検討の時間を大幅に削減でき、自分に合ったローンを利用できる可能性が高くなります。マイカーローン選びで迷ったら、クラウドローンで借入可能額を無料診断するのがおすすめです。

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メガバンクと地方銀行の違い

銀行のマイカーローンを選ぶ場合、自分に合った銀行と契約することが重要です。下表でメガバンクと地方銀行のメリット・デメリットを比較するので、銀行を選ぶ際の参考にしてください。

頭金や税金が不要なカーリースもおすすめ

カーリースは、一定期間内に定額で車が利用できるサービスです。頭金は0円から可能で、利用料に諸経費が含まれているため、費用を抑えて車を借りることができます。

月々の支払いは均等なので予算の計画が立てやすく、車検や自動車税による金銭的負担がないのも魅力です。

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車のサブスクとカーリースのどちらを選ぶ?それぞれのサービスの違いを比較

まとめ

学生がマイカーローンを利用するのはハードルが高いですが、不可能ではありません。審査に通りやすくなるようしっかり準備しておけば、学生でも自分の車を持つことが可能です。

また、同じ条件でも借入先によって審査の通りやすさが変わります。学生でローンを考えている人は、記事を参考にしてみてください。

マイカーローンを利用すれば、自分の車を手に入れることができますが、どのマイカーローンを選ぶべきか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。今回は、おすすめのマイカーローンをランキング形式で紹介しながら、金利や選ぶポイントについて詳しく解説します。

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