屋根裏で保護された子ねこ 心を開いた相手は優しいいぬ 仲睦まじくじゃれ合う姿にほっこり

親子のように遊ぶ子ねこといぬ(画像はスクリーンショット)

保護されたばかりのねこは、不安や恐怖心から人やほかの動物を威嚇することがあります。しかし、大切にしたいという優しい気持ちは伝わるもの。X(ツイッター)では、威嚇を続けていた子ねこがいぬに心を開き、無邪気に遊びに誘う姿が話題に。愛あふれる様子に、1.7万件の“いいね”が集まっています。投稿者さんに詳しいお話を伺いました。

◇ ◇ ◇

大きないぬを遊びに誘う子ねこにキュン!

「とても4日前までシャーッていうてた子には思えませんね……」

そんなコメントが添えられた動画には、子ねこといぬが映っています。子ねこはいぬに向かって、勢い良くジャンプ! 遊びに誘うようにいぬのシッポを甘噛みしたり、ゴロンと寝転んで小さなねこパンチを繰り出したりしながら甘えています。

一方、いぬは嫌がることなく優しいまなざしを向けながら、鼻先で子ねこの体をくすぐるような仕草を見せています。そして「もう遊びはおしまい」と言うかのように顔をそむけますが、子ねこはまだ遊び足りない様子。いぬの鼻先を触り続けています。

この小さなねこと大きないぬの仲睦まじい姿がXで公開されると、1.7万件の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「仲良きことは美しきかな」「遊んでもらってうれしいね」「保育士さん遊んでにゃ~」「子ねことわんちゃん仲良しですね」など、ほっこりする声が寄せられています。

大きなおめめがキュートなおもちちゃん【写真提供:オレオ(@oreoreo0517)さん】

“ひとり”になったおもちちゃんを母親のように包み込むあられちゃん

注目を集めたのは、元保護ねこの女の子「おもち」ちゃんと、ボーダーコリーで5歳の女の子「あられ」ちゃんです。おもちちゃんは、近所の屋根裏で生まれた三姉妹の一匹。住人が高齢のため、投稿者さんが代わって里親を探すことになりました。

その後、おもちちゃん以外の2匹が引き取られることに。動画が撮影されたのは、その翌日のことでした。離ればなれになって寂しい思いをしていたおもちちゃんを、あられちゃんはずっと見守っていたといいます。

実は、子ねこのお世話に慣れているあられちゃん。一緒に暮らすボーダーコリーの男の子で10歳の「オレオ」くんとともに、現在は新しい家族に引き取られた、当時1か月半の元保護ねこ「テオル」くんのお世話をしたこともあります。優しい性格で母親気質のため、心細いおもちちゃんを放っておくことができませんでした。

「おもちは保護当初、警戒心が強く、人間にはもちろんいぬにもシャーとうなり怒っていました。それでも、あられは最初からお世話をしたがって、様子を見ながら接し続けていました。今では、おもちからあられやオレオに近づき、毛づくろいされたり追いかけっこしたりしています。とくに、あられにはのどをゴロゴロ鳴らして甘えていますね」

おもちちゃんもお迎え先が決まり、新しい生活が始まる予定です。あられちゃんやオレオくんと過ごした時間は、おもちちゃんにとってかけがえのない宝物。新しい家族からもたくさんの愛情を注がれて、幸せな日々を送ってほしいですね。

○取材協力:オレオ(@oreoreo0517)さん

© 株式会社Creative2