リヴァプールのヒューズ新SDが今夏の移籍市場を予想「最高潮に達する8月が私たちを待っている」スロット新監督はプレシーズンで陣容を見極めか

写真:スロット新監督が今夏の移籍市場に言及した©Getty Images

リヴァプールのアルネ・スロット新監督とリチャード・ヒューズ新スポーツディレクター(SD)の両者が、新体制となり初の記者会見に臨み、今夏の移籍市場について言及した。クラブの公式サイトが伝えている。

2023-24シーズン限りでユルゲン・クロップ前監督が退任し、新シーズンは新たな陣容で迎えるリヴァプール。フェイエノールトからスロット監督を招へいし、ボーンマスからヒューズSDを引き抜いた。

スロット監督はヒューズSDとともに、記者会見に出席。記者団から今夏の移籍市場で新加入選手の必要性を問われた、スロット監督は「具体的な数字(選手数)はない」と語り、まずはプレシーズンでスカッドの陣容を見極めるようだ。

「我々は良いチームを引き継ぐことができた。ユーロを見ていると、選手と長い時間一緒に練習する重要さがわかる。私の意見では優秀な選手がたくさんいるが、全員が同じレベルにあるわけではない。私はこれから毎日ともにして、彼らの最高のパフォーマンスを引き出せるようにしたい」

「フェイエノールトでは、シーズンごとに8人~10人の選手が退団するのが当たり前だった。しかしここでは選手のほとんどを引き留めてくれることを期待しているし、彼(ヒューズSD)もそれを望んでいるだろう」

現在リヴァプールに所属するフィルジル・ファン・ダイク、トレント・アレクサンダー=アーノルド、モハメド・サラーの主軸3選手は、2025年6月までの契約となっている。ヒューズSDは3選手の去就に関して「契約のことについて私が話すのは公平ではない」と明言を避けた。

またヒューズSDは、ユーロ2024とコパ・アメリカの終了した8月にリヴァプールの移籍市場が盛況を迎えると予想しており、次のように語った。

「6月の混乱の後、私の予想では7月は落ち着いた時間を過ごすだろう。8月となり、コーチ陣が選手とトレーニングを取り組む時間が増えれば、意見がまとまると思う。今年の夏も経済的に何が起こるかわからない。静かな7月と最高潮に達する8月が私たちを待っていると思う」

© 株式会社SPOTV JAPAN