泥酔外国人がタクシーで暴挙 車道側から乗車後、二度寝して料金不払い…暴行後に逃走 トルコ国籍の男を強盗致傷容疑で逮捕 名古屋市

6月に愛知・名古屋市でタクシー運賃を支払わずに逃走した外国人の男が3日、強盗致傷の疑いで逮捕された。逮捕された男は、飲酒していたとみられ、目的地に到着後、起こされても起きず、料金も払わず、大暴れして暴行した上、逃走。ドライブレコーダーには、男の“暴挙”の一部始終が記録されていた。

泥酔した男が車道側から乗車

6月に名古屋市でタクシー運賃を支払わずに逃走した外国人の男が、3日、強盗致傷の疑いで逮捕された。

タクシーの車載カメラには事件当日、車道側からタクシーに乗り込む客の姿が映っていた。

客の男は支離滅裂な言葉を繰り返し、会話すらまともに成り立たなかった。そして男は、目を疑うような、数々の‟暴挙”に出た。

運転手は男が出したスマホを見て、なんとか目的地が分かったものの、男から漂ってくる酒の匂いが気にかかり、「お酒飲んでる?」と男に声をかけた。

運転手の嫌な予感は的中し、男は出発早々、タクシーの座席に横になって寝てしまった。車に揺られながら、足をバタつかせている。

「ウーン…」堂々と二度寝する男

ほどなくして目的地に到着し、運転手が「着いたよ、おうち。起きてー!着いたよー!」と呼びかけたが、起きる気配はない。

このタクシー会社では、トラブルがあった際、複数の従業員で対応する体制を取っており、タクシーには運転手が応援のために呼んだ現場責任者も駆けつけた。

現場責任者が男に対し、「ウェイクアッププリーズ!」と英語で話しかけると、男は「ウーン…」と声を出して、ようやく起き上がった。

ところが男は「オッケー…」と話し、二度寝し始めた。再び起こし、料金の支払いをさせるが、渡してきたお金は全く足りなかった。運転手が「全然足らん!」と話すも、男は料金を支払わずに降りようとした。

現場責任者の男性が制止するも、突然男が暴れ始め、現場責任者は「痛い痛い痛い痛い痛い」という声を出す。

引き止めようとする現場責任者の肩を押し、運賃の支払いも拒否すると、男はそのまま逃走し、街に消えていった。

映像には、運転手の「走って逃げた!走って逃げた!」という驚きの声も残されていた。

トルコ国籍の男を強盗致傷の疑いで逮捕

そして3日、トルコ国籍で無職のテペ・ユヌス・エムレ容疑者(27歳)が強盗致傷の疑いで逮捕された。タクシーで現場責任者の男性の顔を殴り、料金を免れた疑いが持たれている。

調べに対し男は、「捕まえられそうになったときに、手をあげてしまったかもしれない」と供述しているという。男は当時、酒を飲んでいたとみられている。
(「イット!」 7月4日放送より)

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