「もう我慢できなかった。あまりに…」フランス主将エムバペ、死闘の裏側を明かす。PK戦の末にポルトガル撃破【EURO】

満身創痍の死闘だった。

現地時間7月5日に開催されたEURO2024の準々決勝で、フランスはクリスティアーノ・ロナウドを擁するポルトガルと対戦。延長戦を含めた120分間でゴールを奪えず、0-0で突入したPK戦を制し、スペインと戦う準決勝に駒を進めた。

初戦で鼻を骨折し、コンディションに不安を抱えるキリアン・エムバペはマスク姿で、延長戦のハーフタイムまでプレーした。スペイン紙『AS』によれば、交代は自ら申し出たようだ。レ・ブルーの主将にして絶対エースは試合後、ディディエ・デシャン監督とのやり取りをこう明かした。

「90分が終わったところで監督と話をした。その時はプレーを続けようってことになったけど、延長戦のハーフタイムに『気分が良くない、あまりに疲れた』と伝えたんだ。もう我慢できなかった。彼は『OK』と言ってくれた」

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自身のパフォーマンスを問われた際には、「準決勝でチームの力になれたらと思う。スペイン戦で調子を上げられるかどうかは自分次第だ」と回答。そのうえで、チームに関して次のように語った。

「答えるのは難しい。今はとにかくハッピーだからね。明日、もう少し分析しよう。正直、ドレッシングルームでは無得点についてあまり考えていなかった。でも、守備の堅さを保ちながら、分析し続けなければならないのは明らかだ。あらゆる面の分析を続けるよ」

ここまでPKから奪った1ゴールのみに留まっているエムバペは、欧州制覇に導く活躍を見せられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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