井岡一翔、2団体統一へ「圧倒的な強さを見せる。それだけ」 仕上がりに自信「過去最高」

フェイスオフした井岡一翔(左)とフェルナンド・マルティネス【写真:(C)AbemaTV,Inc.】

前日計量は100グラムアンダーの52.0キロでクリア

プロボクシングのWBA・IBFスーパーフライ級王座統一戦(7日・両国国技館=ABEMAが国内独占無料生中継)の前日計量が6日、都内で行われ、WBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔は52キロ、IBF同級王者のフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)はリミットの52.1キロでクリアした。

計量直後、井岡は「今こうして無事に計量を終えられたのも、いろんな方のサポートがあって終えることができたので、試合に向けてのこれからの時間を自分のプロセスの中で抜かりなくやっていきたいと思います」と話し、マルティネスも「練習は大変キツいものをやってきました。無事計量をパスしたこと嬉しく思います。チームやスポンサーなど、支えてくれた人に感謝したいと思います」とコメントした。

また本番へ向けて、井岡は「明日は圧倒的な強さを見せて統一する、それだけです。必ず勝ちたいと思っています」と簡潔かつ力強い言葉でまとめると、マルティネスもそれに応えるかのように「明日はグレートな試合をしたいと思います。2人はグレートなチャンピオンで、いい試合ができると思います」と意気込んでいた。

また井岡はこれまで積み上げてきた世界戦での勝利について、「これだけ世界戦の経験を詰めたというのは、ボクシング人生の中で大きな経験にはなりますし、その経験を生かして今回の試合にも臨むんですけど、過去の経験よりこれからの挑戦の方が大事だと思っているので、やってきたことにとらわれずに次の挑戦への気持ちをより強く持って挑んでいきたいという気持ちではいます」と前を見据えた。

また、自身のコンディションについては「あんまりそういう言い方はあえてしたくないんですけど」と前置きをしつつも、「毎試合、試合に臨むにあたって自分もそうですしチームとしてもベストコンディションをつくるということだけを考えてやってますし、チームにもサポートしていただいています。今回、手応えを感じていますし、コンディションもすごくいい状態なので、戦う準備もできています。過去最高と言っていいくらいのコンディションだと思います」と自信をのぞかせた。そして「明日は日本人の強さと闘志を見せて必ずベルトを統一したいと思っています。皆さん応援よろしくお願いします」とアピールした。

マルティネスも「明日の試合は決して見逃さないでください。国と国を背負って2人の選手による歴史的な試合になると思います。神様の手の中に勝利をゆだねたいと思います。2人とも国を背負って戦いたいと思います。夢を現実にしたいと思います」と闘志を燃やした。ENCOUNT編集部

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