安藤美姫、教え子との公然イチャイチャに批判殺到もどこ吹く風「書きたかったら書いて」

今週の注目記事・第1位「角川歴彦『僕は人質司法で国を訴える』」(『週刊文春』7/4日号)
同・第2位「安藤美姫(36)16歳教え子と手つなぎデート」(『週刊文春』7/4日号)
同・第3位「日本の水が危ない! 検出エリア拡大中 永遠に残留の化学物質『PFAS汚染』最新報告」(『週刊新潮』7/4日号)
同・第4位「岸田文雄首相 旧宏池会子分議員46名を直撃『秋の総裁選再選支持率』はたった8.7㌫!」(『FLASH』7/16日号)
同・第5位「“百均の覇者”『ダイソー』二代目社長の20億円『会社乗っ取り』トラブル」(『週刊新潮』7/4日号)
同・第6位「橋下徹から袋叩き 維新馬場“激安居酒屋宴会”を実況中継」(『週刊文春』7/4日号)
同・第7位「民主主義が壊れていく 舛添要一が警告」(『サンデー毎日』7/14日号)
同・第8位「木原事件に新展開 検察に遺族が提出した元取調官『衝撃の書』」(『週刊文春』7/4日号)

【巻末付録】ポストのSEXYグラビア採点!

私事で恐縮だが、6月30日の日曜日から咳と熱が出るようになった。

いつもの風邪ならのどが腫れるはずだがそれはない。嫌な予感がしてかかりつけ医のところへ行った。

鼻の中に綿棒を入れて粘膜をとる。以前は1日かかっていたが、今は10分足らずで検査結果が出る。まさかのコロナ感染だった。

医者がいうには、このところまた流行ってきていて先週は1日5人の日もあったという。

私は2年前の8月初めに第1回のコロナ感染している。その時は熱もすぐ下がり、咳もほとんど出ないで、暑い盛りの10日間、家で退屈していたことを思い出す。

だが今回はやや症状が強い。熱も4日続いて37度台から下がらなかったし、咳も鼻水も酷い。

嗅覚もやや鈍くなっていたが、カレーの臭いは分かったのでやや安心。

というわけで、本来は月曜日入稿の原稿が延び延びになってしまったことをお詫びしたい。

都知事選は小池百合子が優勢に選挙選を進めているようだし、相変わらず大谷翔平はホームランを量産し続けている。

岸田文雄政権も順調に支持率を落とし続け、河野太郎や石破茂、高石早苗たちが秋の総裁選に出ることを表明している。

だが、首相が誰になろうが円安、物価高は止まらない。赤旗日曜版までが、「異常な物価高、一方で賃金が物価高に追いつかず、年金も下がり、多くの読者のみなさんの暮らしがきわめて厳しい状況に置かれている」としながら、購読料を1カ月930円から990円に上げてきた。共産党、お前もか!

愚痴っていても始まらない。早速いこうか。

文春によれば、2006年4月9日に発生した木原誠二前官房副長官(54)の妻X子の元夫・安田種雄の不審死事件、通称「木原事件」が新たな展開を迎えたというのである。

事件を巡っては警察庁の露木康浩長官が昨年7月13日の記者会見で「事件性は認められない」と発言した。しかし、これに真っ向から反論したのが、元警視庁捜査一課サツイチ(殺人犯捜査第一係)警部補の佐藤誠(60)だった。

佐藤は2018年の再捜査時にX子の聴取を担当した元取調官。一連の捜査に深く関わってきた。

その佐藤が初の著書『ホンボシ 木原事件と俺の捜査日録』(文藝春秋)を出したというのである。

これを出した理由は三つあると佐藤が話している。第一の理由は、露木長官や、警察庁の国府田剛前捜査一課長が「自殺で矛盾しない」と発言したことにカチンときたこと。

第二は、昨年10月に遺族が警視庁に刑事告訴状を提出したのにもかかわらず、12月には「事件性なし」として検察に送付してしまったこと。しかもそのことを遺族には伝えていなかった。

第三は、遺族が担当検事と対面した際、遺族の母親が検事に土下座して捜査を懇願したことだという。警察がやるべきことをやってないのになぜ遺族が土下座するのか。させたのは露木長官と国府田前捜査一課長だが、こんなことは絶対許されないと思ったからだそうである。

その本を、異動で新たに担当検事になった人物と遺族が6月17日に会った時、持参して手渡すと、固辞したが、最終的には「任意提出」ということで受け取ってくれたという。

いよいよ、開かずの扉が開くのだろうか。

都知事選は最終盤だが、小池百合子の3選は揺るがないようだ。

なぜ現職が強いのか、小池東京都はどうなっていくのかについて、元都知事の舛添要一がサンデー毎日で語っている。

「東京都の特殊性は金持ち自治体だということだ。大企業の本社が集まっているから、法人事業税、法人都民税という法人税ががっぽり入る。選挙用のバラマキがいくらでもできるので、現職が有利だ。むしろやるべきは、どこまでスリムにできるか。私は知事になって、東京五輪の経費を2000億円減らした。財政調整基金の貯金がなければ、不況で税収が落ちた時の対応ができない。私は9500億円の貯金を残したが、小池氏がコロナ対策で使い尽くした。緊急事態といえばそれまでだが、16兆円ある財政を、いかにスリムにするかを考えるべきだ」

「メディアの深掘りが足りない。問題の背景に何があるのか。発端は東京五輪の競技場や秩父宮ラグビー場建て替え問題だったが、その間いろいろな利権が入ってきて、高層ビル建設、樹木伐採計画になった。東京というのは、ある意味利権の巣窟だ。私は知事をやっていたから、あれはこの利権で動いたなというのが全部わかる。その利権にちょっとでも食い込んで改革しようとすると、後ろから刺されることもある」

「利権を代弁するのが都議会だ。都知事は都民から選ばれるが、議員はそれぞれの選挙区からしか選ばれていない。地元を大事にする。交通網の整備や公共施設の建設などそれぞれの言い分があり、声の大きい議員が勝つ。役人は議員とつるむ。知事は1期4年、議員は5期やれば20年間いる。知事が代わっても議会のドンがいて、そこにもちろん企業も入ってくる。議員と役人と企業の利権集合体だ。そこがもろもろを動かしているという実態を変えることができるかどうか。そこが知事に求められる」

「3期は長すぎる。よどんでくる。ゴマすり役人が増える。私から見るとちょっと都政が停滞している」

小池3選都知事に、舛添のいうことは少しでも響くのだろうか。

お次は、維新の会のお話。私は維新の会は橋下徹が創設者で松井一郎がその盟友、吉村洋文が弟分だと思っているのだが、わかりにくいのが馬場伸幸代表との上下関係だ。

橋下が親分で、馬場はいつまでたってもその手下というように思うのだが、最近は、自分が動かしていると錯覚しだして、橋下は面白くないようである。

馬場が岸田首相との党首会談で、旧文通費の使途公開と残金返納を義務化する立法措置を合意して、馬場は「100%丸呑みさせた」と豪語したが、何のことはない、いつまでにやるという期日指定もなく、政治資金規正法改正を通過させるための岸田の方便だったと笑い者になった。

橋本は6月19日にXに投稿してこう吠えた。

「飲みニケーションを政治の柱にしていた維新執行部が裏切られただけ」

さらに、

「騙されたと主張するが、(略)馬場さんの単純確認ミス」

と痛烈に批判した。

馬場は、国会閉会日となった6月21日、JR有楽町ガード下の居酒屋で維新のメンバーとの懇親会を開いたそうだが、これは、規正法改正で政策活動費を黒塗りながら10年後に公開することになり、「高額支出は避けたいからではないかと囁かれていた」(維新議員)という。

だが10年後になんか、馬場を含めて何人が残っているやら。

お次は百均の覇者ダイソーがトラブっているという新潮の記事。

私も百均の大ファンである。文房具からゴミ袋、靴下など、あらゆるものを買っている。まあ、生鮮食料品はむりだろうが、賞味期限ぎりぎりの缶詰などがあれば買うのだが、大きなダイソーにはあるのだろうか?

だいぶ前に辞書類が百均に売りに出された時はビックリした。そのうち小説なども出て来るかもしれないと出版社は気が気ではなかったのではないか。

私も一度、百均でしか売らない週刊誌というのを作ろうと考えたことがあった。ダイソーだけで現在は5000店舗以上あるというから、1店舗で100冊売れれば50万部の週刊誌ができる。

結局この話はそのままになってしまったが、今でも惜しいと思っている。

そのダイソーで、100円辞書の生みの親とトラブっていると新潮が報じている。

デイリー新潮(2024年06月26日)で見てみたい。

「百円均一ショップ」という業態を開拓し、その覇者となった「ダイソー」。栄光を一代で築き上げた名物創業社長の矢野博丈は2月に亡くなったそうである。

矢野が亡くなる前に社長に据えたのは次男の靖二だった。
ダイソーを提訴しているのは、ダイソーを展開する「大創産業」の関係会社「大創出版」の前社長(79)であるという。大創出版はダイソーの知名度向上に貢献した「100円辞書」を取り扱った出版社である。

会社設立は2001年。大創産業が51%、前社長サイドが49%を出資し、代表取締役にはダイソーの創業者・矢野博丈と前社長の両者が就任。大創産業の幹部や、前社長の子息も取締役に入った。

ダイソー相手の取引は、買い切りで返本がなく、取次会社も通さなくて済み、倉庫も必要ない。年商は10億円を超えた。

ところが、2018年、事態が一変したという。

「脳梗塞を患った矢野氏はこの年、大創産業の社長の座を次男の靖二氏(53)に譲っていた。
『10月のこと。はんこを持参するようにと言われて会社に行くと、2代目の社長と大創産業の社員が来たんです。対面して座ると、社長はいきなり“おたくは大変なことをしたな”と怒り始めました。声を荒らげ、周囲はおろおろしてばかりでした』
と前社長が言う。2代目は何を問題視していたのか。
実は大創出版は、出版物の企画・編集の実務を『創美出版』なる会社に下請けに出していたという。
『これは私が大創出版を作る少し前に作った出版社で、私が株を持ち、家族が取締役に入っています。そもそも大創出版は取締役以下数名の会社なので、ダイソーと取引をするに当たっては創美に業務を発注することとし、それを博丈さんにも伝えていた。しかし、2代目がダイソーの社長になり、大創出版の取引先を調べる中で、この会社が出てきた。“お前の会社じゃないか”“利益相反行為で会社に損害を与えた”と激怒したわけなのです』」(デイリー新潮)

向こうは合意書を作り、判を捺せと迫ったという。

「それは大創が作った『合意書』で、向こうの社員が中身を読み上げました。そこには、私が持っている大創出版の株を同社に無償で譲渡せよ、などとある。いきなりのことですし、弁護士や税理士に相談しないと“はい”とは言えないので“弁護士に相談したい”と言ったのですが、社長は“何言ってるんだ! 速くしろ”と取り付く島もない。横にいた息子がビックリしてしまって“社長が怒ってるよ、速く速く”と言いながら勝手にはんこを押してしまった。到底、納得できませんでしたが、その場を収めるには仕方ないと思い、署名し、とにかく頭を下げました」

そうして10億円の資産が奪われたというのである。

よく話が見えないが、第三者からみるとダイソー側のやり方はいささか乱暴すぎるように思えるが、前社長はこの4月、大創産業と大創出版を相手取り、合意書の無効を争うべく訴訟を起こしたそうである。

創業者が亡くなると、彼と内々で承諾し合っていた件が明るみに出て、トラブル、訴訟合戦になることが往々にしてある。

百均ダイソーも売上高6200億円か。立派な大企業だな。これからは大企業としての振る舞いも大事になってくるはず。もしこの前社長のいい分に少しでも理があるのなら、火の粉は早いうちに消しておいた方がいいとは思うのだが。

お次はFLASHから。

岸田首相の支持率は総裁選前には10%台の下にまで落ち込むのではないかと、私は見ているのだが、FLASHによると、岸田が会長だった派閥の旧宏池会では、支持率はもっと少なかったというのである。笑えるな。

「秋の総裁選に向けて岸田首相がいちばん頼りにしているのは、自身が派閥の領袖を務めていた旧宏池会の所属議員たちだろう。2024年1月、同会が解散を決定した時点で、衆議院議員33名、参議院議員13名が所属していた。
そこで、本誌は計46名の旧宏池会議員に対して、『岸田首相の総裁再選を支持するか?』をメインに尋ねるアンケート取材を実施した。
だが、回答を集計したところ、『再選を支持する』とはっきりと答えたのは石原宏高氏、武井俊輔氏、渡辺孝一氏、神田潤一氏のたった4名だけ。
それ以外は『回答なし』、もしくは『回答拒否』だった。『再選支持率』を計算すると、世論調査の内閣支持率よりはるかに低い約8.7%という結果」

中には週刊誌などに答えられるかという議員もいるにはいるだろうが、親分の存亡の危機に、少しでも「私は支持していますよ」と口にする議員がいてもいいと思うのだが、これも岸田首相の器の小ささであろう。

ところで、皆さんは「PFAS」というのを知っているだろうか?

ピーファスと読む。新潮によれば、約1万種ある有機フッ素化合物の総称らしいが、自然界には存在しないで、分解されにくいため「永遠の化合物質」とも呼ばれ、水などを介して人体に取り込まれると、臓器などに蓄積され、発がん性や高コレステロールなどを伴う脂質異常症、乳児・胎児の発育低下などが起きると、WHOやアメリカの学会でいわれているそうである。

特にその中でも有害性が高い化学物質は日本でも輸入や製造が禁止になっているという。
そんな有害なものが、全国各地の河川や地下水などの水資源で相次いで検出されているというのである。

ようやく政府も本腰を入れて対策に動き出し、6月20日には内閣府食品安全委員会の作業部会が、PFASの健康への影響の評価書を取りまとめたそうだ。

また関係省庁に対して、水道水におけるPFAS濃度の基準値策定を求めているという。

これまでも環境省は、PFASの実態調査を行っては来たが、2022年の調査で対象になったのは38都道府県に過ぎなかった。

今回新潮は、現時点で判明した最新の調査をもとに、国の暫定指針値を超える高濃度のPFASが検出された地点をまとめ、表にしている。

PFAS研究の第一人者の京都大学大学院医学研究科の原田浩二准教授は、

「フッ素樹脂などを製造過程で使用する工場の近辺、それに空港や航空基地のある地域で、高濃度のPFASが検出されています」

と話している。

フッ素関連製品の製造を行う工場のある大阪府摂津市や静岡県静岡市、半導体製造を行う工場のある大分県大分市、フラッシュメモリ製造を行う工場のある三重県四日市市。こうした地域では、製造過程で使われたPFASが完全に処理されないまま排水や地面に流出したり、製品を乾燥させる過程で大気中に拡散されてしまう。

「PFASはあらゆる製造現場で使われる便利な素材なので、排出源となりうる工場は全国各地に存在しているのです」(原田)

これは新たな公害ではないか。

そうして蓄積されていったPFASが地下水へ染み込み、水道水が汚染されていくというのである。

東京国分寺市に住む主婦(71)は、心配になったので夫とともに血液検査を受けたら、PFAS血中濃度が1ミリリットル当たり20ナノグラムを超えると特に注意が必要といわれているのに、彼女の数値はPFOSとPFOAを合わせて33.3ナノグラムもあったというのだ。

環境庁が選定する「名水百選」にも選ばれたこともある湧水のあることで知られる国分寺市は昔から豊富な地下水を水道水の一部に活用してきた。

先の主婦は、市は水道水は安全だと広報しているが、住民は不安がっていると思うと話す。それが証拠に、近所のスーパーで2リットル入りのペットボトルの売り切れが目立つようになってきたそうだ。

このPFASについてはこれからも報道していくそうだから、注視しておきたい。

私は安藤美姫(36)という元フィギュアスケーターが好きだ。失礼だが、ほかの日本のフィギュアの女性たちにはない華やかな“色気”がある。

これまでも様々な浮名を流してきたが、今回は16歳下の男の子というから、安藤らしいと私は思ってしまうのだが。

6月22日、元フィギュアスケーターで今はコーチの安藤美姫(36)とその教え子で16歳のフィギュア選手のAが、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で仲睦まじく、手つなぎデートしていたというのである。

「A君は中学時代に全国大会で1位になり、スケート連盟の強化指定選手になるなど、ジュニアの有望選手です。ただ気持ちの浮き沈みが激しくて、それが演技に表れる。良いときはノーミスで滑ったかと思えば、悪いときは全部でミスしてしまう。安藤の指導者だった門奈裕子コーチのクラブで指導を受けていましたが、そこで時折指導に来る安藤と出会い、A君のほうから彼女にコーチを引き受けてもらいたいとオファーした」(フィギュア関係者)

プロスケーター、タレントとして幅広く活動する安藤は娘と共に関東で暮らしているそうだ。だが、Aが拠点とする名古屋とは距離がある。しかし、安藤は初めて専任コーチとして指導する選手にAを選んだというのだ。

安藤は現役時代から、「将来はコーチになることが夢」だと語っていたそうだから、夢をかなえたということであろう。Aの才能を買ったのだろうか。

だが、そんな2人について、こう指摘する声があるというのだ。

「2人の距離が近過ぎて、控室でも周りの選手が目のやり場に困るほどです。移動の飛行機の中でも、人目も憚らずイチャイチャしていたそうです」(同)

2人が「コーチと選手以上の親密な関係にあるのではないか」という声が編集部にもたらされ、文春が追いかけたところ手つなぎデートを目撃したというのだ。

その前日の夕方、Aは大阪府内であった海外派遣選手の選考会に参加するため、母の運転する車で安藤と共に現地入りしていた。リンクで練習を終えた後は3人で食事をし、多くの選手、スタッフが宿泊するリンク横のホテルではなく、別のタワーホテルに宿泊。
翌日、午後からの選考会に参加した後、演技を終えたAと安藤は、迎えに来た母の車に乗りこみ、USJへ向かったというのである。

母親も一緒なのだ。

すでに夕方4時を過ぎていて雨が降り出したという。傘を持たない安藤とAは互いの腰に手を回しながら、まっすぐに歩いていく。この時の写真が誌面に掲載されているが、なかなかの雰囲気である。

Aの母親がチケット売り場へと離れると、安藤とAは待ってましたとばかりに手をつなぎ、楽しそうにブラブラと前後に振りながら歩いていく。スタイルの良い女性と、スラリと背の高い男性。ともに黒のマスクを着けていることもあり、周囲には2人に20の年の差があるとはわからないだろうと文春は報じている。

母親もいることだし、その目の前で手をつないだり、お互いの腰に手を回したりは微妙だが、許容範囲ではないかと、私は思うのだが、安藤はどう答えるのか。Aと一緒のところを直撃している。

――恋人関係ではない?

「はい。他の生徒さんでもこんな感じで。距離感」

――一月に苫小牧でキスを。

「いや、してないです。普通にチークキスとか他の人にもしてますし、なんなら。どう説明したらいいのかなって感じです。私も色恋ものも昔からあった(A君に向かって『大丈夫だよ』と声をかけ、一人で帰らせる)。そういう風に見られて書かれることは覚悟はしていたので。それをアレしたうえで、親密になるっていうのか、近いのは全然オープンというか。なので、そいう風に面白く書きたかったら書いていただいても」

本当に親密になったら公表しますよともいっている。安藤カッコイイ。私はそう思ってしまった。

今週の第1位は、自らも「人質司法」を体験した角川歴彦KADOKAWA元会長(80)が、これは憲法違反であり、有罪が確定するまでは推定無罪であるべきなのに守られていないと、国を訴えたことを取り上げた文春の記事に贈りたい。
私も多くの冤罪を生み出してきた元凶「人質司法」は検察による“犯罪”と考えている。

最近では、生物兵器の製造に転用可能な噴霧乾燥機を経産省の許可をとらずに輸出したとして化学機械メーカー「大川原化工機」の幹部3人が逮捕されたケースがあった。否認する3人を11か月もの間拘留し続け、そのうちの一人相嶋静夫は深刻な胃癌で外部の病院で治療することを訴えたが、保釈請求は却下され、その後亡くなってしまった。享年72。

しかも、これが違法捜査だったことが判明、検察は起訴を取り下げたのである。

その前には、金融商品取引法違反容疑で逮捕された日産自動車前会長カルロス・ゴーンが、108日間身柄を拘束され“娑婆に出た”後、人質司法を痛烈に批判したことで、国際的な関心が集まった。

だが、ゴーンが海外に逃亡してしまったことで、残念ながらそれ以上には広がらなかった。

この国の検察や警察は、いったん逮捕すると「推定無罪」や憲法で保障されている「基本的人権」など無視して、弁護士も立ち合いさせず孤立させ、長時間の尋問を強要。狭い部屋に押し込め24時間監視しながら、自白を迫るのである。

弁護士立会いを認めていない国は北朝鮮と中国だけだそうだ。この国の刑事司法は世界最低レベルということだ。

相手が高齢でも深刻な病気持ちでも容赦はしない。保釈申請を何度出しても、検察のいいなりの裁判所はこれを認めない。

追い詰められ精魂尽き果てた被疑者は、検察側の作文である自白調書に拇印を押してしまう。なかには失意の末に拘置所内で死を選ぶ者もいる。

最近は取り調べの可視化が義務付けられるようになったから、そんな馬鹿なことは行われないという声がある。

だが、可視化を義務付けているのは裁判員裁判対象事件などで2~3%程度だといわれる。それに検察はビデオの“改竄”などお手の物である。

角川は東京五輪のスポンサー選定を巡って五輪組織委の高橋治之に賄賂を渡した容疑で逮捕されたが、過酷な取り調べにも屈せず容疑を否認し続けた。重い心臓の病があり何度も倒れたが、保釈が認められたのは226日後だった。

角川は文春でこう話している。

何とか出られないかと拘置所の医務室で漏らした時、医者から「死なないとここから出られません」と吐き捨てるようにいわれたという。

保釈後、代理人の弘中惇一郎弁護士から「これまで人質司法そのものを争う裁判はなかったが、戦いますか」と聞かれ、即座にやると答えた。贈収賄容疑に関しては別で争う。
この裁判に期待がかかるのは、錚々たる弁護団の顔ぶれだ。

“無罪請負人”といわれる弘中をはじめ、袴田事件で袴田巌は無罪の可能性が高いと再審が再開された時の裁判長だった村山浩昭弁護士、NPO法人「監獄人権センター」を設立し、国際人権法にも詳しい海渡雄一弁護士、憲法の専門家である伊藤真弁護士などを組織し、人質司法が憲法や国際人権法に照らしてどれほど人権を侵害しているかを問う、わが国初の国を相手取った訴訟である。

根腐れしているこの国の刑事司法を根底から変える裁判になるかもしれない。

私は角川の東京五輪汚職での贈賄容疑を無罪だといっているわけではない。角川も、それとこれとは別だといい切っている。

国を相手にした裁判は間違いなく最高裁判所まで行くからカネと時間がかかる。ゴーンや角川のような潤沢な資金のある人間でなくてはできないのだ。

この画期的な裁判に不可欠なのはメディアの援護である。だが、検察や警察の番犬に成り下がってしまった週刊誌をのぞくメディアは、今回の画期的な裁判にも冷淡なように見える。

角川はこの問題を長年放置してきたメディアの責任も問うている。

「人質司法は、強大な力を持つ検察が主導しながら警察・検察・拘置所・裁判所・メディアが一体となって維持されている『システム』なのだ」

私が今読んでいる貴志祐介の『兎は薄氷に駆ける』(毎日新聞出版)は、この人質司法がテーマである。

現代ビジネス(2024.07.03)で角川歴彦と貴志祐介がこの問題について論じている。

角川歴彦はこう切り出す。

《冤罪(えんざい)事件を描く貴志さんの最新刊『兎は薄氷に駆ける』は、現実と深くリンクした、国家権力に対する「告発小説」だと僕は見ています。》

《冤罪事件を描くこのリアルな作品は、東京地検特捜部に逮捕され、東京拘置所で226日間を過ごした僕にとって他人事とは思えませんでした。》

(貴志祐介の著書の書名にある)《「兎」(ウサギ)という文字に「冖」をつけると「冤罪」の「冤」の字になるわけです。この禍々(まがまが)しい文字は、自分より強い力をもった者(検察官)に密室に閉じこめられ、ブルブル震えているウサギ(冤罪被害者)の姿を彷彿(ほうふつ)とさせます。》

これに対して、貴志祐介はこう返す。

《「冤」という漢字は「冤罪」以外に使う機会がないのです。》

《角川さんをはじめとする多くの被告人は延々と長期勾留されています。カルロス・ゴーンみたいにプライベートジェット機の荷物の中に隠れて国外逃亡するなんて芸当は、後にも先にも彼以外にできないでしょう。被告人が海外逃亡するなんておよそありえないのに、延々と長期勾留する「人質司法」は問題です。》

さらに、角川歴彦は「メディアによる人民裁判」だと応じる。

《まだ初公判も始まっていないというのに「角川歴彦元会長はワンマン経営だった」とか「コンプライアンスとガバナンスに問題があった」とか、検察からリークされるとおり書いてあるのです。同じ新聞なのに、1日ごとにこんなに立場が変わるものかと驚きました。「自分は今、メディアによって人民裁判を受けているんだな」と思ったものですよ。》(【文徒】2024年7月5日から引用)

人質司法をなくさない限り、この国は国際刑事司法の観点から見ても最低の国である。この裁判はある意味、憲法改正と同じように最重要な裁判だと思う。もう傍観は許されない。

(文中敬称略)

【巻末付録】

今週はポストだけ。

「エロすごい水着グランプリ」「金松季歩 全裸で会いたかった」「高橋凛 やわ肌、光る」「ドラマチックな主艶女優 杉本有美」。この中では杉本がいいな!

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