経験値と闘争心は増す一方だ。
ポルトガル代表は現地時間７月５日、EURO2024の準々決勝でフランス代表と対戦。０－０で突入したPK戦を３－５で落とし、２大会ぶりの欧州制覇の夢は絶たれた。
それでも、クリスティアーノ・ロナウドと共に長きに渡って中核を担うペペは、フル出場で鉄人ぶりを発揮。特に注目を集めているのが、90＋１分の１対１だ。
直前にピッチに入ったばかりのマルキュス・テュラムが、スピードに乗ったドリブルで自陣から一気に持ち上がると、ペペは体力的にかなり苦しい時間帯にもかかわらず、負けじと並走。そして一度はかわされるも粘り強く食らいつき、最後は絶妙なタイミングで足を出してクリア。カウンターのピンチを凌ぎ、渾身のガッツポーズを披露した。
衰え知らずの41歳が見せた圧巻の守備を『ABEMA』の中継で解説を務めた林陵平氏は、「素晴らしい対応ですね。40代に勇気を与えますよね」と感嘆。SNS上も絶賛の声で溢れている。
【動画】途中出場したばかりの26歳vsピッチに立ち続けている41歳！後半ATのガチンコバトル
「途中交代したばかりのテュラムに走り負けない41歳ペペ」
「本当どうなってるんすかこの人」
「テュラムに並走の時点で意味分からんのに完全にボールいってるタックルだしな。サイヤ人？」
「ぺぺ41歳かっけーな」
「テュラムめちゃくちゃ速かったけど40代の底力を見た」
「かっこよすぎて永遠に見ちゃう」
「何歳まで最高峰でやってんのよ」
「今大会１番すごいのはエムバペでもヤマルでもベリンガムでもロナウドでもなくぺぺじゃね？」
フランス戦後に盟友C・ロナウドと熱い抱擁を交わし、涙を流したEURO史上最年長のレジェンドについて、ロベルト・マルティネス監督は「ポルトガルサッカーの模範だ。今夜、そしてこの大会で彼が成し遂げた出来事は、次の世代にも語り継がれるだろう」と語った。
生ける伝説は、２年後の北中米ワールドカップでもピッチに立つのか。その可能性は決して低くはなく、本人の気持ち次第かもしれない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
