斉藤国交相がダムの視察 災害に備えた治水ダム建設へ

災害に備え太田川水系に新たな治水ダムの建設が検討される中、きのう、斉藤国土交通大臣がダムの視察を行いました。

斉藤大臣は北広島町の樽床ダムを訪れ、中国電力の担当者からダムの貯水容量や放流設備について説明を受けました。国土交通省は西日本豪雨を踏まえ、広島市街地などの洪水対策の一環として安芸太田町に新たな治水ダムの建設を検討していて、現在、調査が始まっています。樽床ダムは本来、発電専用の利水ダムですが、国交省は治水機能の強化を検討しています。

【斉藤国交相】
「新しい雨の降り方に対応したものを太田川流域全体で考えていかなければならない」

中国地方整備局はまず、既存のダムを活用した上で、さらに洪水対策が必要であれば新しいダムの整備を検討したいとしています。

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