「なんでよ!」「カメラ向いてるじゃん!」女子バスケ日本代表ベンチが爆笑の渦!? MVPフラグが、まさかの結末に…

7月6日、東京・有明アリーナで女子バスケットボールの国際強化試合が行なわれ、日本代表(世界ランク9位)はニュージーランド代表(同26位)と対戦し、92-50で快勝した。同じ相手と戦った4日に続く連勝を収め、パリ五輪に向けて国内最後の試合を白星で飾った。

試合後にはMVPが発表されたが、日本ベンチは爆笑の渦だった。この試合で13得点、2アシスト、4リバウンドのスタッツを叩き出し、攻守でチームをけん引した馬瓜エブリンが突然中継カメラに映し出された。さらに、周囲のカメラマンも一斉に同選手にレンズを向けると、エブリンは驚いた表情で「2台、3台…えっ!」とリアクションを見せる。「マジで!ウソ! 4台、カメラ4台!」と戸惑いながらも、すぐに空気を察知。自分がこの試合のMVPだと確信し、チームメイトから「エブリン、おめでとう!」と声をかけられると、「ありがとう!」と返した。
ところが、発表されたMVPはチーム最多23得点を挙げた高田真希だった。高田の名前がコールされた途端、エブリンは立ち上がり、まるで審判に抗議するかのように右手を上げて「なんでよ!」と声を荒げた。続けて「カメラ向いてるじゃん!」と嘆くも、高田が笑顔でハイタッチを交わすと、満面の笑みで自分が取り損ねたMVPを祝福した。

チームワークの良さを象徴したこのシーンは日本バスケットボール協会の公式X(旧ツイッター)が一部始終を捉えており、「カメラ4台に囲まれMVPフラグ? 果たして結果は…」と題してSNS上に公開されると、瞬く間に拡散されてコメント欄は「最高すぎる」「エブリン、可愛いww」「ナイスフラグ立て」などなど、活況を呈している。

日本はパリ五輪の1次リーグで前回の東京大会の決勝で敗れたアメリカ(世界ランク1位)と同組となった。さらにドイツ(同19位)、ベルギー(同6位)と厳しいグループを戦い抜き、悲願の金メダル奪取を目指す。

構成●THE DIGEST編集部

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