ついやってしまいがち…NGな日焼け止めの塗りかたを気象予報士が解説

これからの季節に肌を守るためにかかせない、日焼け止めクリームやジェル。最近では、こまめに塗り直すのが重要だということがだいぶ知られるようになってきて、「自分はちゃんと塗れているよ!」と自信のある人も多いかもしれません。しかし、紫外線の特徴を知りつくした気象予報士からすると、まだまだNGな塗りかたをしている人もよく見かけるようです。

今回は、気象予報士・防災士として活躍する植松愛実さんに、日焼け止めの塗りかたに関する意外なNG4選を教えてもらいます!

【NGその1】両手ですりあわせてから塗る

Hulahop/gettyimages

日焼け止めクリームやジェルを顔に塗る前に、いったん両手ですりあわせてから塗る人は多いのでは。でもそれだと、肌全体にクリームやジェルが行き届かず、塗り残しの原因になってしまいます。

そのためクリームやジェルは、まず肌に置いてから、伸ばしていきましょう。顔に塗る場合は手に取ってから頬や額、あご、鼻に置いて、また手足に塗る場合は容器から手足に直接、線状に出してから伸ばすのがおすすめです。

【NGその2】手のひら全体で顔に塗る

日焼け止めを顔に塗るとき、手のひら全体で塗っていませんか?手のひら全体を使ったほうがしっかり顔に塗れていると思いきや、じつはその逆。凹凸の多い顔に平らな手のひらで塗っていては、塗りむらが多くなってしまうのです。

では、指先で塗ればいいかと言うと、そうでもありません。指先だけで塗る場合、一度に顔に接する面積が小さくなるため、圧力がかかりすぎて肌にダメージを与えてしまうおそれが…。

そのため、「指の腹」で塗るのがおすすめ。指先だけでなく指の腹をしっかり肌に密着させながら塗ることで、塗りむらとダメージをできるだけ防ぐことができます。ちなみに手足に塗るときは、手のひら全体で塗ってOKです!

【NGその3】保湿ケアをせずに塗る

メイクをするとき、肌が乾燥しているとメイクくずれが気になりますよね。日焼け止めも同様に、肌が乾燥しているとくずれやすくなります。
日焼け止めがくずれた部分があると、そこから紫外線が入ってきてしまって、たとえほかの部分が日焼け止めで覆われていたとしても紫外線の悪影響を受けてしまいます。

【NGその4】外出の直前に塗る

紫外線のなかには窓ガラスをとおりぬけてしまう種類もあり、結果的にシワやたるみの原因になってしまいます。そのため、日焼け止めは外出の直前ではなく、朝のスキンケアの最後に塗るようにしましょう。
また、外出前に家のなかで汗をかいた場合は、家を出る際に塗り直しておきたいですね。

■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。Instagramは「@megumi_kitchen_and_atelier」。
編集/サンキュ!編集部

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