WTTスターコンテンダーバンコク＜7月2～7日＞
7月6日、女子シングルス準々決勝で伊藤美誠（23=スターツ／世界ランク10位）がセーチ（29=ルーマニア／同9位）をゲームカウント3-1で下し、準決勝に駒を進めた。
2023年ヨーロッパ競技大会女王のセーチ。陳夢（中国）を2度破ったほどの強豪だが、伊藤は初対戦の2012年世界ジュニア選手権で敗れて以降、4連勝中だった。
第1ゲームから一進一退の攻防で10-10に。次の一本を伊藤がバックハンドの打ち合いで取り、そのまま押し切り12-10で先制する。
次はラリーに強いセーチのペースにハマって7-11で落とすが、3ゲーム目は伊藤がツッツキを有効に使いつつチャンスボールをミート打ちで叩き、13-11で取り返す。
珍しく、声を出して自らを奮い立たせる伊藤。第4ゲームはサーブミスが相次ぐシーンもあったが、気を取り直して攻め続け、最後はスマッシュを2本決めて14-12で押し切った。
橋本帆乃香（ミキハウス）とともにベスト4入りした伊藤は、2023年7月のスターコンテンダーリュブリャナ以来、国際大会のシングルスで1年ぶりの準決勝進出となった。
準決勝では、鄭怡静（台湾）とソ・ヒョウォン（韓国）の勝者と対戦する。
＜WTTスターコンテンダーバンコク 女子シングルス準々決勝＞
伊藤美誠 3-1 セーチ（ルーマニア）
12-10/7-11/13-11/14-12
