隣人ガチャでハズレを引いたエピソード「深夜2時にオンラインゲームで大騒ぎ」「裏の家がゴミ屋敷に」

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隣人ガチャという言葉がある。文字通り、隣近所に変な奴が住んでることをハズレ、おかしな奴がいないことをアタリと称している。ガチャに例えてるわけやね。こんな言葉ができるぐらい現代人は隣人トラブルを恐れているのだろう。

ただ、ご近所トラブルって基本的に入居時にそこまでチェックできるわけでもないし、長年静かに暮らしていたのに突然厄介な奴が引っ越してきて状況が一変することも考えられる。

隣人が入れ替わるたびにガチャもやり直しになるので、どうしても酷い隣人がやってくる可能性はゼロにはできない。(文:松本ミゾレ)

「上の階がハズレで7ヶ月で引っ越ししたことある」

先日、ガールズちゃんねるに「隣人ガチャに当たりたい」というトピックが立っていた。
これを立てた人物は秋に引っ越しを予定しており、現在賃貸マンションを色々と見繕っているとのこと。その上で隣人ガチャに外れるのが一番嫌だと主張する。そりゃ誰でもそうだよね。

そんでもって、隣人ガチャでアタリを引くためのアドバイスがないかどうか、意見を募っている。そこには「騒音以外なら関わらないに徹する」とか「ひたすら祈る」など、やっぱり現実的に入居前に地雷を確認するのは難しいのかな? と思えるふわっとした書き込みが散見されていた。

中には「両隣の部屋も借りる」という手段を提示する人もいたが、まあ現実的ではない。仮に出来たとしても、下の階がうるさかったり、上の階の足音が気になるってケースもあるだろう。

こちらのトピック、あまり役に立たないアドバイスが多いんだけども、そんな中で実際に隣人トラブルに直面してしまった人たちの事例も書き込まれている。そういうわけで引用させていただきたい。

「引っ越したら深夜2時にオンラインゲームで大騒ぎするご夫婦の上にあたっちゃったよ」
「うちの裏の家の一人暮らしのおじさん綺麗にしててすごくまともな方だったけど、倒れて入院してそのまま亡くなって、その後弟っていう独身のおじさんが住むようになってあっという間にゴミ屋敷になってしまった……引っ越した後に状況が変わることもあるからなんとも言えない気がする」
「上の階がハズレで7ヶ月で引っ越ししたことある。小さい子供が四六時中ドタバタして椅子か何かが倒れる音とかもうるさい23時頃まで毎日。しかも夏に玄関ドアに網戸みたいなのつけて玄関開けっ放しで騒音マックスだった。こういう家ってだらしないから玄関ドアの外にものがいっぱいだったりするから一回上と下の階の人の玄関周り見たほうがいいよ」
「向かいの家の一軒家がBBQやってて地獄。11時から夜の23時頃まで騒いでる。警察に三回通報したのに無意味だった」

このように隣人ガチャ大ハズレで気の毒なことになっちゃってる人は大勢いることが分かる。

近所の犬が四六時中鳴いていて……

僕もこれまで何度か引っ越しをしてきたけど、やっぱりしんどいケースはあった。理由は犬だ。前にも書いた記憶があるが、以前住んでいたアパートの裏手に戸建てがあり、そこの庭。ちょうど戸建てとアパートの間にある庭で犬が飼われていたんだけど、躾がされていないのでとにかくこの犬が四六時中吠えること吠えること。僕は動物は大体好きだけど、さすがにこの四六時中の吠え声には相当参った。

吠えたあとに「くう~~ん」と寂しそうに鳴いていたので、恐らく人恋しかったんだろうけど、そんなのこっちには関係ない話で。やがて吠え声もかすれ気味になり、いつしか声も聞こえなくなったわけだが、「どうなったのかな」という気持ちなんか毛ほども湧かず、ただただ「よかった。これで安心して眠れる」という気持ちでいっぱいになった。犬の躾ってマジでちゃんとやらないと、こうやって周囲からはいなくなったことを喜ばれるんだよね。

隣人トラブルって基本的には、発生した時点では避けられない被害になりがち。被害を受けてしばらく我慢して、どうしようもなくなって大家さんとか管理会社に対応をお願いすることが多いと思うんだけど、それで完全に問題が解決されるなんて、滅多にないよね。

僕の犬トラブルの場合も、アパートの住人ではない人の飼い犬だったのでクレームを入れても「そんなこと言われても……あの家はアパートが建つ前からあったし」となしのつぶてだった。こういう事例はあちこちで見られるんだろうなぁ。

あ、今思い出した。中学の頃住んでいた市営住宅の向かいの家では、昼間からおっさんの怒鳴り声がこれまた四六時中響いてた。これもまた大変迷惑だったんだけど、聞けばちょっと精神が病んでいる人だとのことで、みんなで我慢してた。アレは我慢するようなことでもないと、今でも思うが。

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