旭川女子高生殺人犯もそうだった? “穴モテ”とヤリ〇ンは違うのか?

誰とでも…(写真はイメージ)/(C)iStock

〈旭川17歳女子高生殺人犯と担当刑事が不倫していた!〉

週刊文春(7月11日号)の〈衝撃スクープ〉は確かに衝撃だった。詳細については同誌を読んでいただくとして、文中にチト気になる証言が……。

北海道留萌市の女子高生を旭川市の橋から転落させて殺害したとして3日、殺人罪などで起訴された旭川市の無職・内田梨瑚容疑者(21)について、ある知人が文春の取材に対して「特定の彼氏がいるようには思えませんが、誰とでもすぐヤるから、いわゆる“穴モテ”はしていた。体の関係だけで男とつながっているような子です」と証言していた。

穴モテ──言い得て妙というか、みだらだけど伝わる言葉だが、「ヤリ○ン」とは違うのか? そんな疑問も……。

「『いわゆる』というほど使用頻度が高い若者言葉とも思いませんが、今回の報道で広く使われるようになるでしょうね。ただ、いわゆるヤリ○ンとは、ちょっとニュアンスが違うようにも感じます」と、ある女性誌編集者はこう続ける。

「たとえば『あの子、穴モテしてるだけなのに、男にモテてると勘違いしてるよね』といった具合で、穴モテは本人に自覚がない印象です。ヤリ○ンの場合は、本人がそうだと認めている場合もありますよね。無自覚と自覚の差があるような」

伝説のバンドBOØWYのヒット曲「IMAGE DOWN」の中に、〈数をこなすのともててる事とは 同じじゃないんだぜ〉という一節があるが、穴モテはまさにそれか。男女問題に詳しいライターの日々晴雨氏がこう話す。

「過去を振り返れば、穴モテという言葉がない時代から、その手の女性はいましたよね。得意げにモテ自慢をするんですけど、よくよく聞いてみれば、男性に都合よく遊ばれているだけ。だけど本人はモテていると勘違いしている。長々と自慢話を聞かされている側からすれば“痛い女性”にしか映りません。この手のタイプは承認欲求が強くてマウントを取りたがるので、あまり仲良くしたい相手ではない」

一方のヤリ○ンは、それがモテとイコールではないという自覚があるのではないかと、日々晴雨氏はこう続ける。

「単にアレが好きであっけらかんとしたタイプもいれば、自嘲気味の女性もいますが、穴モテとは対照的に、やや自己評価が低いタイプが多いように思います」

明日からさっそく使い分けたら……セクハラで訴えられる。

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