ブレンビー鈴木唯人にソシエダ移籍浮上「久保建英が…」代替候補として評価

鈴木唯人 写真:Getty Images

デンマーク1部ブレンビーIF所属MF鈴木唯人は、パリ五輪U23日本代表メンバーから落選。VfBシュツットガルトなど複数クラブからの関心が報じられる中、ここに来てMF久保建英所属のレアル・ソシエダも移籍先候補に挙がっている。

同選手の去就を巡っては、ブレンビーとの契約を2028年6月まで残す中、デンマーク紙『エクストラ・ブラデット』が今月4日に「2023/24シーズン終盤に、シュツットガルトのスカウト陣が何度も視察に訪れた。しかしシュツットガルトからのオファーはまだない」とリポート。ブレンビーが移籍金1億デンマーク・クローネ(約23億円)を要求する可能性もあわせて伝えていた。

すると、スペインメディア『GOL Digital』は6日にソシエダの補強戦略を特集。前線など複数ポジションでの新戦力獲得が必須との見方を示すと、「久保はソシエダに対して、ボルハ・マジョラル(ヘタフェ所属)よりも安価な日本人アタッカーの獲得を推奨」とリポート。鈴木について「あまりスポットライトを浴びることがないが、2023/24シーズンに自身のキャリアにおいて大きな一歩を踏み出した」と称えている。

また、同メディアは鈴木の市場価値がわずか1年で60万ユーロ(約1億円)から600万ユーロ(約10億4000万円)まで上昇したことにも着目。記事では「日本代表でチームメイトの久保が、鈴木の獲得を承認する可能性がある。決定力など十分なクオリティを備えているため、攻撃陣を助けることができる。ソシエダがマジョラルの獲得を最優先していることに変わりはないが、この日本人アタッカーが素晴らしい代替候補であることは間違いない」と綴られている。

鈴木は昨年8月、清水エスパルスからブレンビーへ完全移籍。2023/24シーズンのデンマーク1部リーグ・プレーオフあわせて26試合の出場で9ゴール8アシストをマークすると、今月6日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選のミャンマー戦で代表デビューを飾っている。

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