祝祭の広場に平日限定のカフェオープン テーブルやソファ設置「にぎわい創出へ」【大分県】

毎週火~木曜日に設置しているテーブルやソファ=大分市府内町の「祝祭の広場」
コンテナハウスではコーヒーを販売している

 【大分】大分市府内町の「祝祭の広場」に平日限定のカフェ「祝祭ラウンジ」がオープンした。広場にパラソルとソファセットを置き、くつろげる空間に。市は「市中心部での滞在時間を延ばして中心部のにぎわい創出につなげたい」と期待する。

 カフェは毎週火~木曜日の午前11時~午後4時に営業。自家焙煎コーヒー豆専門店のレゴリスコーヒー(同市田原)のスペシャリティコーヒーを1杯500円で提供する。カフェの前のテーブルやソファは注文しなくても利用できる。雨の日は営業しない。

 水曜日には月に2回、市内のさまざまな飲食店を盛り上げる目的でオリジナルランチボックスを販売。10日午前11時からは、お弁当とまり木(同市曲)の「夏のお野菜たっぷり弁当」(1400円)を20個販売する。

 広場は本年度から、市の委託を受けたNPO法人「まち・文化再生プロジェクト」(同市中島西)が運営している。10日午後1時からは、新紙幣発行にちなんで、小銭をつかんで合計金額が1万円に最も近かった人に中心部の店舗で使える1万円分の商品券をプレゼントするイベントも開催。カフェやイベントの詳細は「祝祭の広場」の公式インスタグラムで情報発信している。

 市まちなみ企画課は「広場は週末のイベントにはよく活用されているが、平日の利用促進が課題。カフェの利用状況を見ながら、新たな活用方法を探っていきたい」と話している。

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