大阪・心斎橋の採れたてハチミツ、蜜しぼり体験が2日間限定で開催

百貨店「大丸心斎橋店」(大阪市中央区)の屋上で飼育されたハチミツが採蜜され、蜜しぼりと採れたてのハチミツを先行販売するイベントが、同館の地下1階「はちみつ専門店ラベイユ」にて開催。心斎橋産の採れたてハチミツが2日間限定で楽しめる。

蜜しぼり体験の様子

2021年から始まった同店の「都市養蜂」。都市養蜂とは、都市部のビル屋上などを利用してハチミツの採取をおこなう活動のことで、同店では2021年から養蜂プロジェクトをスタート。今回で4回目の養蜂となり、今年は約300kgもの収穫が見込まれている。

同館屋上で養蜂されたハチミツ

蜜蓋を取る作業の様子

同館の屋上で養蜂されたハチミツは、「大阪城公園」や「天王寺公園」、「大阪造幣局」「靱公園」など、同館から半径3kmの場所からセイヨウミツバチが集めた蜜。今回のイベントではたっぷりの蜜が集まった蜜板を遠心分離機に入れて回すことでハチミツを採取というもので、1日3回採蜜を無料で体験できる。

7月6日午前、採蜜を体験していた保育園児の女の子は、「楽しい!」と一生懸命に遠心分離機をまわしていた。採れたてのハチミツを食べたさいには、「おいしい」とにっこり笑顔で豊かな花の香りがするハチミツを楽しんでいた。

7月6日、7日の2日間限定で先行販売されている「心斎橋のはちみつ」(1296円〜)

ハチミツを販売する「はちみつ専門店ラベイユ」の野田安曇さんによると、「大阪は蜜源が多く、安定的にハチミツが採れる場所です。ミツバチたちはとても賢くて、綺麗な花からしか蜜を取らないので、味もとても美味しいです。ぜひ楽しんでいただけたら」と話す。

蜜しぼりは6、7日の11時〜、13時〜、15時〜の1日3回開催。先行販売されている商品は瓶詰めにした「心斎橋のはちみつ」(36g・1296円、125g・3996円)のほか、養蜂したハチミツを使用した「心斎橋のはちみつサブレ」(44g・972円)など。場所は地下1階「はちみつ専門店ラベイユ」にて。正式販売は7月17日から。

取材・文・写真/野村真帆

© 株式会社京阪神エルマガジン社