今年はじめに『週刊新潮』が報じた日本代表MF伊東純也（スタッド・ランス）の性加害疑惑を巡り、大阪府警は今月2日に同選手を準強制性交致傷の容疑で、女性2人を虚偽告訴容疑で大阪地検に書類送検。選手側の不起訴の可能性が一部で報じられる中、日本代表OBの前園真聖氏が伊東の今後、代表復帰の可能性について私見を述べている。
昨年6月の代表戦後、大阪市内で性的暴行に及んだとして、女性側から刑事告訴された伊東。AFCアジアカップ開催期間中の今年1月31日に性加害疑惑が報じられると、日本サッカー協会（JFA）の田嶋幸三前会長が二転三転した末、準々決勝イラン戦直前に同選手の代表途中離脱を発表。一方、選手側も女性2名を虚偽告訴罪で逆告訴するなど、全面対決の姿勢を打ち出している。また同選手は今年3月以降、代表に招集されず。今回の問題がプロキャリアに影響を与えているだけに、ネット上では代表復帰を望む声が挙がっている。
伊東、女性2名の書類送検報道は、今月7日放送の情報番組『ワイドナショー』（フジテレビ系）でも話題に。同選手の今後について、犬塚浩弁護士が「検察庁が不起訴処分と判断した場合に、おそらく代表復帰する」と見解を示している。
また前園氏は「代表から外れている中でも、伊東選手はランスで活躍している。本人はいつでも代表に呼ばれる準備をしているということで。9月にFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選があるし、彼は主力選手なのでね」と説明。タレントの今田耕司さんが「9月までに間に合うのか」と訊くと、犬塚弁護士は「昨年、プロ野球選手の例だと3か月で検察庁の判断が出ているので、ギリギリというところ」と答えている。
福岡ソフトバンクホークス所属の侍ジャパン（野球日本代表）山川穂高は、埼玉西武ライオンズ在籍時に知人女性への強制性交の疑いで書類送検されたが、東京地検は昨年8月末に不起訴処分という判断を下している。
