10年連続「日本一」の技、小中学生に伝授 熊本・玉名女子高吹奏楽部

玉名女子高吹奏楽部員(中央右)の指導でクラリネットを演奏する小学生=6月30日、玉名市

 吹奏楽、マーチングともに10年連続の日本一に輝いた玉名女子高(熊本県玉名市)の吹奏楽部員が、地元の小中学生ら約80人に吹奏楽の魅力やコツを伝授するクリニックが6月30日、玉名市民会館であった。

 同校が地域貢献の一環で初めて実施。顧問の米田真一教諭が練習法を紹介し、「基礎練習では楽器の音を声に出すなどして、音を記憶することが大事」「たっぷりと鼻で息を吸えば、より遠くまで音を届けられる」と話した。

 参加者は同校の部員から楽器別に直接指導を受けた後、部員と一緒にミニコンサートで練習の成果を披露。息の合った演奏に保護者らが拍手を送った。

 トロンボーンの指導を受けた玉名高付属中1年の女子生徒は「音階や吹き方などがとても勉強になった」と話していた。(伴哲司)

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