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元ブラジル代表選手クレーベルの息子であり、ブラジル1部クルゼイロの下部組織に所属するMFカイケ・ケンジに将来的な日本代表入りの可能性が浮上。近いうちに日本国籍を取得する見込みだという。
カイケはサンパウロ州出身の日系人であり、日本国籍を有する母親を持つ18歳の攻撃的ミッドフィルダー。2022年にクルゼイロのU17チームに加入すると、順調にステップアップ。現在はU20チームでプレーしており、今年は公式戦で15ゴールと11アシストをマーク。チーム内得点ランキングでトップに立っている。
一方、カイケの父であるクレーベルは現在44歳。コリンチャンスやサントス、ドイツのハノーファー、スイスのFCバーゼルなどでプレーしたほか、ブラジル代表戦では21試合に出場も、FIFAワールドカップでのプレー歴はなし。2014年の引退後は代理人として活動しているという。
ブラジルメディア『グローボ』が今月6日に伝えたところによると、カイケは現在、日本国籍取得に向けての手続きを行っているとのこと。母親の旧姓は「タカムラ」であるほか、父からは試合ごとにパフォーマンス向上にむけてのアドバイスを受けているという。
現時点では日本移住やJリーグ挑戦の可能性については報じられていない。しかし、ブラジルA代表入りの実績がないだけに、日本代表招集は実質可能となる。
GK鈴木彩艶(シント=トロイデンVV)、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)などハーフの選手を積極的に招集している森保一監督。ドイツ人の父と日本人の母を持つベルダー・ブレーメン所属GK長田澪(ミオ・バックハウス)にも日本代表選択を勧めているだけに、日本サッカー協会(JFA)が今後カイケ・ケンジにアプローチするか気になるところだ。