マカオ、約5万人収容の野外イベント会場の建設工事に関する入札実施

マカオ政府が建設を計画している臨時野外イベント会場のイメージ(図版:DSOP)

 マカオ政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用して建設を計画している収容人数およそ5万人規模の臨時野外イベント会場につき、建設工事の指名競争入札が実施された。

 このほどマカオ政府公共建設局(DSOP)が公表した情報によれば、指名を受けた6社すべてが応札し、受理されたとのこと。各社の応札価格は8483万パタカ(日本円換算:約17.0億円)から約1.13億パタカ(約22.6億円)の範囲で、工期はいずれも107日間。

マカオ政府が建設を計画している臨時野外イベント会場内の配置イメージ(図版:DSOP)

 主な建設工事の内容は鉄筋コンクリートの土台、電気・機械システム及び排水設備、トイレやイベント主催者用オフィススペース、休憩室等などを含む可搬式ファンクションルームの整備で、会場の中央部を観客エリアとし、西側に入場待機エリア(セキュリティチェック)、北側にステージ・バックヤード、南側に避難・緩衝エリアとなる模様。

 先にマカオ政府社会文化司の歐陽瑜司長は(2024年)年内にもテスト公演開催し、人流管理、アクセス、警備等の確認を行い、来年(2025年)1月または2月にも最初の公演を開催したい意向を明らかにしていた。

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