ウルグアイが2011年大会以来のベスト4! 10人になるもブラジルとのPK戦制す【コパ・アメリカ2024】

[写真:Getty Images]

コパ・アメリカ2024準々決勝の1試合が7日にラスベガスで行われ、ウルグアイ代表がPK戦の末にブラジル代表を退けた。

グループCを3戦全勝の首位通過と勢い十分のウルグアイと、グループDを2位突破と調子イマイチのブラジルによる準々決勝。ウルグアイがスアレスを切り札とし、ヌニェスらをスタートから起用した一方で、ヴィニシウス・ジュニオールを出場停止を欠くブラジルは17歳エンドリッキを先発に抜擢した。

球際での睨み合いが続くなか、ウルグアイが18分に右CKの流れからヌニェスの惜しいヘッド。セットプレーから迫るウルグアイのペースに傾くなかで、28分に敵陣右サイドでパスの乱れを突いてチャンスを作りにかかったブラジルだが、顔を出したハフィーニャにうまくボールが繋がらず。

冷や汗のウルグアイは33分にアラウホの負傷アクシデントにも見舞われるが、35分に右サイドからのクロスにヌニェスが決定的なヘディングシュート。その直後のブラジルもカウンターからチャンスが巡るが、ハフィーニャのフィニッシュは相手GKロチェの正面を突き、仕留め切れない。

後半も互いに攻め込むも凌ぎ合う流れが続くが、なかなか動かず。ウルグアイは交代で動かしにかかるが、71分に自陣中央でロドリゴの仕掛けにナンデスがスライディングで対応を試みると、足裏が相手の足首に。当初はイエローカードだったが、OFRチェックの末にレッドカードに変わった。

数的不利のウルグアイがヌニェスやペリストリを下げ、中盤の強度を高める交代策に打って出るなか、ブラジルもここぞとばかりに次々と交代カードを切って勝負に。だが、ブラジル攻撃陣はボールホルダーを牽制しながら守りにかかるウルグアイを崩す一手を見いだせず、PK戦にもつれる。

ウルグアイの先行で始まったPK戦では1人目と3人目で明暗が分かれ、ブラジルはミリトンとドウグラス・ルイスが失敗するが、GKアリソンが決められたら敗北となる相手の4人目を止めて意地。それでも、5人目のウガルテが成功させ、ウルグアイが2011年大会以来のベスト4入りを決めた。

ブラジルを敗退に追いやり、勝ち進んだウルグアイは準決勝でコロンビア代表と対戦する。

ウルグアイ代表 0-0[PK4-2] ブラジル代表

PK戦
ウルグアイ代表:○○○×○
ブラジル代表:×○×○-

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