台湾・台中市で6月20日、暴走車がバイク4台を次々になぎ倒す事故が発生した。左折しようとした白い車は中央分離帯に衝突すると、その後バックで走行しバイクをはねた。暴走車はその後さらに、円を描くように走り、横断歩道で止まった。この事故で3人が軽傷を負った。
4台のバイクをなぎ倒す…暴走車
台湾・台中市で6月20日、暴走した車が横並びになって進むバイクを次々となぎ倒していく様子をカメラが捉えた。
見通しの良い交差点で、複数のバイクが信号待ちをしているところ、画面右側から白い車が走ってきた。
すると、ハンドルの操作ミスだろうか、左折しようとした車は中央分離帯のブロックに激突。事故をよそにバイクが動き出すと、なぜか車はバックし始めた。
バイクは一斉に急ブレーキ。車は一度、画面から消えるが、再びバイクを走らせたその時、白い車がぐるりと一周して戻ってきたのだ。
なぎ倒されたバイクは全部で4台。さらに暴走車は円を描くようにもう一周暴走すると、ようやく横断歩道のど真ん中で止まった。
「ちょっとぼーっとしていた」
運転していたのは56歳の男性で、現地の警察によると男性は当時、飲酒などはしていなかったという。
暴走の原因について、男性は地元メディアの取材にこう答えている。
「ほんのちょっとぼーっとしていて、コントロールを失った」
この事故で、バイクに乗っていた3人が軽いけがをした。
（「イット！」 6月28日放送より）
