わさびは砂糖をつけておろすと香りと辛味が引き立つ!シンプルだけど一番おいしい安曇野の「本わさび丼」に松岡修造が感動!

松岡修造さんが、わさびのおいしいおろし方を学び、しょうゆだけでシンプルにいただく「本わさび飯」と「本わさび茶漬け」の味わいに感動しました。

【写真】安曇野の本わさびで作った「本わさび飯」と「本わさび茶漬け」の写真を見る

ほんの少し砂糖をつけておろすと、香りと辛味が引き立つ

長野県安曇野市は日本有数のわさびの名産地。北アルプスの豊かな湧水が、およそ2年の月日をかけてわさびをおいしく育ててくれます。

「大王わさび農場」を訪れた松岡さんは、「大王庵」の料理長、藤井一幸さんに、わさびのおいしい食べ方を教えてもらうことに。

「シンプルだけど一番おいしい」と藤井さんが紹介してくれたのは、「本わさび飯」の作り方。

松岡さんはさっそく、おろし金を使ってわさびをおろそうとしますが、その瞬間「いや~実はですね」と藤井さんからストップがかかります。

「何言ってんですか?」とびっくりする松岡さんに、「わさびって茎の方に向かって成長していくので、茎の方からおろしたほうが香りが立ちます」と、根からおろそうとしたわさびの持ち方に指導が入りました。

「ほほう」と感心した松岡さんは、持ち方を変えてまたすりおろし始めますが、またしてもここで「あ、もうひとつありまして」と藤井さんからストップが。

おろす際にほんの少し砂糖をつけると、アク(苦味)が消えて、香りと辛味が引き立つと教えられた松岡さんは、「びっくりだな」と驚きつつも、言われた通りに砂糖をつけてわさびをおろしていきます。

松岡さんが円を描くようにやさしくわさびをおろしていると、「いいですいいです」とやっと藤井さんからお褒めの言葉が。

わさびはあまりゴリゴリとおろすと苦みが出てしまうため、やさしく円を描きながらおろすことで空気を含んでクリーミーな舌触りになるとのこと。

丼によそったごはんの上に、「ほろっこ漬け」(わさび茎の甘酢漬け)をのせ、かつお節、青ねぎ、刻み海苔をのせたらしょうゆをひと回し。そして最後におろしたてのわさびをのせますが、最後にする理由は、温かいごはんの上に直接のせると、熱でせっかくの香りと辛味が飛んでしまうからだそう。

わさび本来の最高の辛味と風味を引き出した「本わさび飯」をほお張った松岡さんは、「香りがすごい、一気に口の中がパッと爽やかになる」とコメントし、「おいしいですね!」と笑顔に。

安曇野のわさびがおいしい理由は、何といっても水。わさびは水だけで育つので、北アルプスの湧水に含まれるミネラルが栄養となり、「年中冷たい水が湧くこの場所は、わさびに一番適している」と藤井さんが教えてくれました。

「こんなにわさびって清らかな感じだとは思わなかった」と感激した松岡さん。続いては、湧水を使っただし茶をかけて「本わさび茶漬け」をいただきます。

サラサラとかき込むと、松岡さんは「うーん、これいくらでも食べれちゃいます!」とテンションが上がります。

「おろす人によって味が変わる」と言われているわさび。自分でおろしたわさびをのせたお茶漬けを「むちゃくちゃうまい!」と、松岡さんは無心でかき込み続けました。

(『くいしん坊!万才』7月7日放送分より)

© 株式会社フジテレビジョン