登山中のケガ・体調不良相次ぐ 南魚沼市と妙高市で3人搬送【新潟】

登山中のケガ・体調不良による搬送相次ぐ

7日、南魚沼市と妙高市で登山中のケガや体調不良による通報が相次ぎ、3人が病院に搬送されました。全員命に別状はありません。

警察によりますと7日午前10時半ごろ、湯沢町の苗場山から下山していた神戸市在住の60代女性が、岩場の木の根に足を挟んで転倒しました。女性は足首を負傷したため、一緒に来ていた2人が「自力で下山が難しい」と110番通報しました。女性は午後0時半ごろ、県警ヘリ「はるかぜ」に救助され南魚沼市内の病院に搬送されましたが、意識はあり命に別状はないということです。

午後0時半ごろには、南魚沼市の八海山を1人で登山していた千葉市在住の30代男性から「熱中症のような症状になった」と110番通報がありました。男性は午後1時ごろ、県警ヘリ「はるかぜ」に救助され南魚沼市内の病院に搬送されましたが、自力で歩行可能で軽度の熱中症とみられています。

妙高市の火打山では午前11時前、知人と2人で登山に来ていた市内在住の50代女性が転倒し木道に打ち込んである釘で左足を切って負傷。別の登山グループが「女性が膝を負傷して動けないようだ」と119番通報しました。女性は左足から出血があったものの自力で歩行可能で、午後2時半すぎに警察・消防の救助隊と合流し、一緒に下山したあとで病院に搬送されました。

登山中のケガや体調不良が相次いでいることから、警察は「登山に行く際は、熱中症対策や備えをしっかり確認してほしい」と呼びかけています。

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