『PANCRASE 346』『PANCRASE BLOOD.3』へ出場選手が会見!『PANCRASE 346』は7・21に開催へ!

7月5日夕、都内新宿区のパンクラスにて、『PANCRASE 346』(7月21日、立川ステージガーデン)、『PANCRASE BLOOD.3』(7月28日、大阪市。住吉区民センター)の2大会出場選手が会見を行なった。

『PANCRASE 346』
▼ライト級 5分3R
平信一(綱島柔術)
VS
鈴木悠斗(パラエストラ八王子)

▼フライ級 5分3R
濱田 巧(THE BLACKBERT JAPAN)
VS
ラファエル・リベイロ(ボンサイ柔術)

▼バンタム級 5分3R
高城光弘(リバーサルジム横浜グランドスラム)
VS
オタベク・ラジャボフ(TAJMMAF GYM)

『PANCRASE BLOOD.3』
▼フライ級 5分3R
秋葉太樹(パンクラス大阪稲垣組)
VS
菅 歩夢(宇留野道場)

▼女子フライ級 5分3R
ライカ(RIGHT THING ACADEMY)
VS
和田綾音(ALIVE)

『PANCRASE 346』からは日本人4選手、『PANCRASE BLOOD.3』からはライカ、菅歩夢の2選手が出席、意気込みを語った。質疑応答の模様は以下。

――まずは試合前への意気込みからうかがいたいと思います。高城光弘選手からお願いします。
高城「グランドスラム所属の高城です。今回は世界王者という強い相手をパンクラスさんに用意してもらったんで、自分が強い相手にどれだけやれるのかっていうのをしっかり示せるように頑張りたいと思ってます。よろしくお願いします」

――ありがとうございます。次に濱田巧選手、お願いします。
濱田「THE BLACKBELT JAPANの濱田巧です。今回、すごく強い選手にブラジルから来ていただけるので、必ずいい試合をして勝って、ランキング1位になってベルトに挑戦したいと思います。よろしくお願いします」

――ありがとうございます。続きまして、鈴木選手お願いします。
鈴木「パラエストラ八王子の鈴木悠斗です。今回メインカード、ランキング戦は初めてなので、しっかり勝って次に行きたいと思います」

――ありがとうございます。では、平信一選手、お願いします。
平「メインの前に、一発持ち上げます」

――ありがとうございます。では、ライカ選手、お願いします。
ライカ「RIGHT THINGのライカです。いつも通り全力で思いっきり闘って、頑張りたいと思います」

――ありがとうございます。では、最後に菅歩夢選手。お願いします。
菅「いきなりランキング5位の秋葉選手と試合させてもらえて嬉しく思ってます。いい試合をしますので、よろしくお願いします」

――では、質疑応答に移ります。まず、高城選手にうかがいます。今回、初めての国際戦になりますが、それに対してお気持ちはいかがですか。
高城「これまでに、相手に合わせるような試合をしちゃってうまくいかなかったっていう経験があるんで、今回、相手のレベルもすごい上がって、世界2連覇の選手なんで、相手に合わせない、自分のMMAをひたすら見つける試合ができるようにやっていきたいと思っています」

――相手の映像とかは見ることはできましたか。
高城「そうですね。確認できる範囲の試合は一応全部見て、すごいレベルの高い選手だなって思っているので、楽しみです」

――相手の印象はいかがですか。
高城「そうですね、映像では、どの局面でもリーチのある打撃があって、そこからしっかりテイクダウンして勝ってくるっていう隙のない選手だと思ってるんで、 そこに対して、相手のリズムじゃなくて、自分のリズムで戦えるようにしたいなと思っています」

――野瀬翔平選手との一戦(2019年9月、ONE JAPAN Series 01-Road to Century)があって、あの結果(判定2-1で高城が敗戦)があったから、これだけ時間がかかってしまったかもしれないけれど、ここまで上がってきた自分の力をどう思われていますか。
高城「そうですね。今5連勝で、その前に国際戦をやって、で、そのあと野瀬選手とやって、というので、かなり落ち込んだり、やり方を変えてみたり、考え方を変えたりっていうのがあって、そこからずっと勝てるようになってきて。 野瀬君であったり、あとチャンピオンの透暉鷹選手であったりと同じように世界で勝負できるような準備をしてきたと思っているので、それを試合で発揮したいなと思っています」

――ありがとうございます。では、同じく国際戦の濱田選手、相手の試合映像などはご覧になれましたでしょうか。
濱田「はい、映像は見ました。でもチラッとしか見てないです。あんまり映像を見るとプレッシャーになっちゃうんで、いつもあんまり見ないんです。今回も見たのは少しだけです」

――国際戦というところに関しては、特別な気持ちなどはありますでしょうか。
濱田「はい、それはあります。僕はキックで20戦以上やってるんですけど、初めての国際戦、初めて日本人じゃない相手をやるので、結構ワクワクしてて、こんな感じかなと思ったりします。はい、でも必ず勝ちたいと思います」

――先ほど「勝って1位になって」という言葉があったんですけども、同じ日に同じ階級のチャンピオンシップがありますが、試合予想と、どっちに挑戦したいか教えていただけますか。
濱田「はい。試合予想の方からなんですけど、難しいですけど、伊藤盛一郎選手が一本勝ちをするかなと思います。 でも、僕的にはそのサロハイディノフ選手の方に勝ってほしくて。で、そのまま僕がその日に勝って、年内に(ベルトに)挑戦できたらいいなと思っています」

――次に平選手にうかがいます。相手の鈴木選手に対して、どのような印象をお持ちでしょうか。
平「うーん……19歳で、若い選手。で、前回の試合、めちゃくちゃ早い時間で決めてるんで、多分次の試合も早めに仕掛けてくるんじゃないかなって思ってるんで、試合開始直後から注目してほしいですね」

――平選手はいつ飛びかかるかわからないぞっていうのが楽しみな選手ですが、今回もそんなシーンはありえますか。
平「鈴木選手が1分以内にKOできなければ、平タイムが始まると思います」

――ありがとうございます。では、対戦相手の鈴木選手におうかがいします。前回は本当衝撃的な闘いぶり(※1ラウンド15秒、KO)で、見事な勝利でした。もう今自信しかないと思うんですが、ただ今回、相手はランカーで元団体のチャンピオンだった選手です。そういった試合に対しての気持ちはいかがですか。
鈴木「そうですね。いつも通りなんも変わらないのかなと。やることやるだけなんで、それだけですね」

――相手は「暴走柔術」というニックネームを持っている選手なんですが、その辺、寝技に関してはいかがでしょうか。
鈴木「そうですね、暴走柔術っていう名がある割には、寝技あんまりできないのかな、逆に自分が一本取ってやろうかなって思ってます」

――ありがとうございます。これを受けて平選手、いかがでしょう。
平「えー、打撃も寝技もできません」

――(場内笑)ありがとうございました。菅選手、NBTではバンタム級だったんですけど、今回フライ級ということで、その手応えというのはもう練習では出ていますか。
菅「そうですね。ジムの代表にフライ級に落とすなら、練習計量をしてみて、動けるならフライ級に落とせっていう指示を受けてまして。で、3月ごろ、一度、練習計量でフライ級の体を作って、そのあとジムの先輩とガチスパーをして、普通に動けていたので フライ級でも問題はないかなとは思ってます」

――ありがとうございます。ライカ選手と菅選手におかがいします。今回、大阪での試合です。東京大会で闘っている選手が大阪での大会に出るというのはあまりないと思うんですが、大阪で試合をするということに関していかがでしょうか。
ライカ「総合格闘技になってからは初めて大阪で試合をさせてもらうんですけども、やっぱり京都出身ということで、地元に近いっていうこともあってちょっと嬉しいですね」

菅「今回初めての大阪での試合っていうことなんですけど、別に大阪で試合するからどうこうっていうのは特段なくて、 どこで闘うにしろ、自分の力はそのまま出せたら問題ないと思ってるんで、特に何も考えてないです」

――7月28日は、超RIZINがあって、日本の格闘技ファンはそちらに注目をしている人が多いと思われます。さらに当日、同じ日に大阪で修斗の大会がある。そういう中で、 この日、大阪でパンクラスで闘うことに関して、何か爪痕を残してやろうとか、そのような気持ちがあればお聞かせいただけますか。
菅「うーん……超RIZINとか重なってますけど、超RIZINよりパンクラス見ろよって思いますね」

――ありがとうございます。では、ライカ選手、お願いします。
ライカ「うーん……同じく、です。同じく、パンクラスを見てください」

――ライカ選手にうかがいます。今回の相手はデビュー戦で、なかなか情報もないと思うのですが……
ライカ「ほとんど情報なしで、アマチュアの戦績と1試合だけ見させてもらいました。 デビュー戦とはいえ、やっぱり勢いもあるし。実際ね、自分はホノカ選手にもやられてるんで、全然そういうのはあんまり気にしてないっていうか、(キャリアは)関係なしで、普通にいつも通り、相手が誰であろうがやるだけっていう感じの気持ちで準備しています」

――デビュー戦の相手をぶつけられたということに関してはいかがですか。
ライカ「キックから総合に転向してから、もう相手は選ばず、オファーがきたら大体ほぼ受けてって感じだったんで。だから、ベテランの選手だろうがデビュー戦だろうが、もう関係なしにどんどん受けてきたんで。試合をすることによって自分がどんどん強くなっていけると思ってやらせてもらってるんで、もうありがたいです」

――7月21日には杉山選手と重田選手のタイトルマッチがありますが、どちらが勝つと思いますか。
ライカ「自分は2人ともやられてますけど。いやー、ぶっちゃけ全然想像つかないです」

――皆さんにお聞きします。当日、どのような勝ち方をするか、一言お願いします。
高城「試合は 楽な試合にはなんないと思ってるんで、どんな形になってでも勝つっていうのを見せようと思ってます」

濱田「相手は柔術の選手なんですけど、僕もそろそろ一本が欲しいので、 一本勝ちで決めたいと思います」

鈴木「そうですね、多分1ラド1分以内に軽量か1本で決着つくと思うので、楽しみにしていてください。あと19歳じゃなくて、まだ18歳なので、そこをお願いします」

平「18歳を投げる!」

ライカ「今度こそパンチでぶっ倒したいと思います」

菅「相手ははもちろん強いと思うんですけど、勝つだけじゃなくてしっかりフィニッシュするのが目標です」

――ありがとうございました。

(写真・構成/佐佐木 澪)

© 株式会社コラボ総研