女子の部員とマネジャーがボールパーソン 庄原格致と尾道北 全国高校野球選手権広島大会1回戦

ボールパーソンを務めた庄原格致の平佐さん(左)。右は尾道北の服部さん

 【全国高校野球選手権広島大会1回戦 庄原格致6―4尾道北(7日)】

 両チームの女子の部員とマネジャーがユニホーム姿でボールパーソンを務め、試合をもり立てた。

 庄原格致のマネジャーで2年平佐莉穂さんは中学3年まで軟式野球をしていた。監督に野球センスを見込まれて試合前のノックも務めた。「相手も女性がユニホームを着てグラウンドにいてうれしかった。チームを支えていることを実感できる」と、勝利後の校歌も熱唱した。

 尾道北の2年服部絢夏さんは中学1年から野球を始め、外野手として男子部員と一緒に練習に励む。日常の生活態度が部員の見本となっており、監督の勧めでボールパーソンを務めた。服部さんは「選手が戦っている中、ベンチで声を出せない悔しさはあったが、選手を間近で見られてよかった」と静かに涙を拭った。

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