WTTスターコンテンダーバンコク<7月2~7日>
7月7日、男子シングルス決勝で張本智和(21=智和企画/世界ランク10位)が林高遠(29=中国/同8位)をゲームカウント4-0で破り、優勝を果たした。
中国がパリ五輪前に送り込んだ男女2人の刺客。女子の陳幸同は敗れたため、最後の砦となったのが林高遠で、張本は過去3勝4敗ときっ抗していた。
試合開始早々、張本は両ハンドで林を強襲して11-3で一気に先制。
自ら先手を取る積極姿勢で2ゲーム目もリードし、林のミドル攻めをかいくぐって11-8で奪う。
林高遠 PHOTO:Itaru Chiba
張本は第3ゲームも6-0まで突っ走り、徐々に対応した林に6-6と追いつかれるが、リズムを崩さなかった張本が再び押し込み11-6でここも取る。
林は珍しくバックサーブを見せて第4ゲームは競り合うも、張本は冷静なさばきで突き崩して最後はフォアドライブをクロスに決め、11-9としてストレート勝ちを果たした。
これで張本は、2大会連続3冠の快挙。
しかも混合ダブルスで優勝し大逆転でのパリ五輪第2シードを決め、男子シングルスでも準決勝で林昀儒(台湾)を破り、日本男子を団体第4シードに導いた。
さらに男子ダブルスでも優勝した張本は、大活躍の大会をシングルスの優勝で締めくくった。
<WTTスターコンテンダーバンコク 男子シングルス決勝>
張本智和 4-0 林高遠(中国)
11-3/11-8/11-6/11-9