元プロが熱血指導 ドリーム・ベースボール 市選抜と親善試合も【一関】

ドリーム・ベースボールの野球教室で中学生に打撃の基本を指導する元ダイエーの山本和範さん

 宝くじスポーツフェア「ドリーム・ベースボール」(県、一関市、自治総合センター主催)は7日、同市東山町の東山球場で開かれた。市内を中心に県内の子どもたち約280人が元プロ野球選手20人から熱血指導を受け、技術習得に励んだ。元プロと市選抜チームとのドリーム・ゲーム(親善試合)も行われ、球場に詰め掛けた野球ファンが一球一打を楽しんだ。

 ドリーム・ベースボールは、同センターの宝くじ社会貢献広報事業で、同市では2008年8月以来16年ぶりの開催となった。同日は少年少女ふれあい野球教室を皮切りに、元プロ直筆サイン入りグッズが当たる抽選会や投打で元プロと対戦する「プロに挑戦」、ホームラン競争、親善試合などが繰り広げられた。

 このうち、野球教室の開始に先立ってあいさつしたドリームチーム監督の谷沢健一さん(元中日)は「野球は基礎も大事だが、フェアプレーの精神も学びつつ、技術を高めていかなければならない。一生懸命教えるので、しっかり見て、聞いて、覚えてもらいたい」と子どもたちに呼び掛けた。

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