高確率の3Pシュートを決め続ける韓国に対し、ホーキンソン、河村を中心に日本が勝利

7月7日、男子日本代表国際強化試合『SoftBank CUP 2024 (東京大会)』のGAME2が有明アリーナで開催された。GAME1では終盤に追い上げを見せたものの1点差で敗退しているだけに必勝が求められる一戦。

「いろいろなコンビネーションが見たかった。第4Qから、やっとみんながうちのバスケットをやったかなと思います。明後日は、うちのバスケットを最初から最後までやらないといけない。オリンピックまでまだ3週間あるけれど、この負けから学ばなければいけないし、マインドセットをチェンジしないとだめかなと思います」とトム・ホーバスHCは語っていたが、GAME2も序盤から流れをつかんだのは韓国代表。思い切りのいいシュートを次々と沈め、日本代表は付いていく展開となった。そうしたなかで第2Qの後半、#4ジェイコブス晶が3Pシュートを沈めると流れが変わる。#99川真田紘也のバスケットカウントで35-36と一点差に迫る。#91吉井裕鷹が続き、ついに韓国を捉えた。

攻防で持ち味を見せたジェイコブス晶

43-39で迎えた後半。GAME1の試合後「勝たなければいけない試合だった」と厳しい表情で語っていた#5河村勇輝が、連続3Pシュートで日本の流れを作る。その後、#4ジェイコブスの3Pシュートが決まるなど68-57で最終Qへ。

40%を超える3Pシュート成功率で粘る韓国に対し、日本はさ#30富永啓生がステップバックから3Pシュートを決めると、河村がドライブでバスケットカウントで78-63と15点差。それでも韓国は高確率な3Pシュートを決め続け、一時は6点差まで詰め寄られるが、#6比江島慎、#24ジョシュ・ホーキンソンの連係プレーで再び2桁差に広げると88-80で逃げ切った。この試合ホーキンソンの34点、14リバウンド、河村が17点、9アシストと日本を引っ張った。

流れを呼び込んだ富永の3Pシュート

「まだまだ足りないところばかり。この2ゲームの出来ではオリンピックでのベスト8という目標は難しいです。正直、これが本番じゃなくてよかった」と河村。気持ちを引き締めオリンピックへとギアを上げていく。

女子日本代表国際強化試合 三井不動産カップ2024(東京大会)

・[DAY 1]7月4日(木曜日)

日本125-57ニュージーランド

・[DAY 2]7月6日(土曜日)

日本92-50ニュージーランド

男子日本代表国際強化試合SoftBank CUP 2024 (東京大会)

・[DAY 1]7月5日(金曜日)

日本 84‐85 韓国

・[DAY 2]7月7日(日曜日)

日本 88‐80 韓国

写真/石塚康隆(月刊バスケットボール)

© 日本文化出版株式会社