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小牧商工会議所は2024年度の重点事業として、デジタル化・デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進支援を掲げ、取り組みを始めた。12月までに、昨年度の倍となる8回の関連セミナーの開講を予定している。できる限り低予算でできることや、参加者に体験や体感をしてもらえるように、少人数制にこだわった。同会議所では「会社としてデジタル化に取り組むきっかけにしてほしい」と参加を呼び掛けている。(尾東)
本年度のセミナーは、テーマを「生産性向上」「バックオフィス(事務処理)」「フロント(広報)」の三つに分けて開催する。会員企業に対して行ったアンケート調査で「デジタル化に予算がかけられない企業が多い」という課題が明らかになったことから、少ない費用でできる方法を紹介する。
例えば、17日にはチャットツール「LINE WORKS(ラインワークス)」の活用法を解説する。同ツールは、幅広い世代で使用されているLINEのビジネス版で、無料~月額千円程度と導入しやすい価格設定が特長だ。
また9月は、事務作業の効率化を目的に、プログラミング言語を使わずアプリの作成ができる「AppSheet(アップシート)」を紹介する。セミナー内で実際にアプリを作成してもらい、自社でどのように活用できるかのヒントにしてもらう。
そのほか、8月には「人財確保とスキル継承」「デジタル化セキュリティー」の各講座を、11月にはインスタグラムの活用講座などを予定している。
同会議所では「一口にデジタル化と言っても多種多様な方法がある。セミナーを参考に、自社に合ったツールを取り入れ生産性を上げ、働き方改革につなげてほしい」と話している。