Peel the Apple[ライブレポート]想いをこめたパフォーマンスで多幸感あふれすシーンを描いた夏の3大都市ツアーファイナル

Peel the Apple[ライブレポート]想いをこめたパフォーマンスで多幸感あふれすシーンを描いた夏の3大都市ツアーファイナル

Peel the Appleが、7月7日(日)に恵比寿ガーデンホールにて、<Peel the Apple 2024 夏の3大都市ツアー〜ぴるあぽ旋風巻き起こせ!灼熱のGlitterツアー!〜>を開催した。

同公演は、6月28日(金)の名古屋・Zephyr Hall、6月29日(土)の大阪・GORILLA HALL OSAKAという大都市を巡るツアーのファイナルとなる東京公演。

本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

爽やかなブルーの衣装に身を包んだメンバーが登壇すると、割れんばかりの拍手と声援が送られる。オープニング楽曲としてアップチューン「リンゴの皮をむくな!〜Don't Peel the Apple〜」が流れ出すと、推しメンのサイリウムを照らしながら、腕を大きく振る現象が起きた。メンバーは、息ぴったりのダンスと歌を披露しながら、声援に応えている様子だった。

2曲目「勇敢JUMP!」では、《You can jump!》の歌詞に合わせて観客もジャンプ。曲間ではラインダンスを踊り、恵比寿ガーデンホールを揺らしていた。

3曲目は、昨年TikTokで大バズり現象を起こした「めっちゃちっちゃらぶ」。サビパートは観客たちも一緒になって、大流行したダンスを踊り、会場全体が楽しんでいる様子を見せた。続く「Happyyyy Pop!」では、歌詞の《Ding Ding Dong Dong》で、観客がメンバーに負けないようにリズムに乗っていた。

速いビートと重点音が鳴り響く「We are Hungry戦⼠」はメンバーの個性を紹介する楽曲。“必殺!アイドルスカイミスト”といった戦隊ヒーローのような技をくり出していた。

開幕から怒涛の5曲をパフォーマンスを果たしたPeel the Apple。メンバーを代表して松村美月は、“来場してくれてありがとう! たくさんの方にお越しいただき、大きな歓声をもらえて本当に嬉しいです! 今度は5大都市ツアーがしたくないですか?”とコメント。今回の新衣装のお気に入りポイントを聞かれた小田垣有咲は“肩! みなさん可愛いですか?”と観客に問いかけると、割れんばかりの“可愛い”レスポンスが発生した。

続いて披露するのは、3大都市ツアータイトル曲にもなっている「灼熱Glitter」。嵐、AKB48、ももいろクローバーZといったトップアーティストにも楽曲を提供する、多田慎也が手掛けている。イントロから夏の匂いを感じさせるリズムでクセになる楽曲で、会場も大盛り上がり。

続けて90年後半のJ-POPソングの雰囲気を醸し出す楽曲「サニーガール」をパフォーマンスすると、最後列にいる観客までもが、楽曲のリズムに合わせて身体を揺らしていた。猛暑日かと思うほどの熱気から一転、冬のナンバー「冬⾊センチメンタル」が流れると、応援団のようなコールが生まれ、会場の温度が1度も下がらなかった。

観客たちの熱量に応えながら、メンバーが続けて届けたのは春を感じるナンバー「⼤好きだよ、ブロッサム」。夏、冬、春へと季節が流れていく構成となり、切ない失恋の歌を歌い上げた。

しっとりとしたあとは、「アオハルスケッチ」「夏、恋はじめます」では青春恋愛映画を彷彿とさせる演出えお魅せ、恋に悩む女心を歌とダンスで表現した。

松村は“ツアーが始まって、観客たちが楽しいというXのポストを見ていて、嬉しいなと思いました。ここでも言い残したことがあります、全国ツアーしましょう!”と、全国ツアーへの想いを語ると拍手が起こった。

黒嵜菜々子が“男の子、女の子、声出せますか!?”と煽ると、「ブンブンブブブンサマーチューン」へ。青春しっとりモードとは一変して、疾走感のある真夏のアップチューンだ。サビに入るとメンバーと観客たちは、頭上でタオルを“ブンブンブブブン”と振り回す。

黒嵜菜々子が冒頭にソロパートを歌唱する「VIVA夏サンシャイン」「⻘春グラフィティー」といったラブソングも歌い、美しいユニゾンと一糸乱れぬダンスパフォーマンスで魅了した。

9日後にグループ結成4周年を迎えるPeel the Appleが続いて歌唱したのは「バトン」。曲の前に佐野心音が、“今日ツアーに詰めかけたみんなの姿を見て、自信がつきました。もっともっと大きなステージに立てるように頑張るし、ステージに連れて行くように頑張ります!”と語り、今後のグループの活躍を誓った。また、感動しているファンの表情も印象的だった。

メンバーは、さらに感謝の気持ちを伝えるかのように「さんきゅー!」に乗せて、“ありがとう”のメッセージを送った。東名阪ツアー最後の楽曲に選ばれのは、「Va!Vamos!」。まだまだ夢に向かって走るグループを表現したかのような楽曲で、観客たちの視線がステージに釘付けになるほど、完成度の高いパフォーマンスを解き放った。

メンバーが舞台を降りると、まだまだライブを楽しみたい観客たちによる猛烈なアンコールが会場に鳴り響く。その歓声に応えるように、舞台に戻って来たメンバーは、アンコールに最新曲の「灼熱Glitter」を再度パフォーマンス。“撮影可能曲”という宣言とともに、“推しメンを可愛く撮ってください!”とアピールした。

浅原凜が“ステージに立ったら、みんなが楽しそうな表情を見て嬉しかったです。これからも初心を忘れずに、上を目指していきます!”と述べると、ツアーを締めくくる楽曲として「はじまりのはじまり」を届けた。

多幸感に包まれた会場を確認した松村が“幸せ”と呟きながら笑顔を見せていると、メンバーも知らないサプライズ発表として、12月7日(土)に日比谷野外大音楽堂でのワンマンライブ開催をアナウンス。スクリーン上で発表を見守ったメンバーは、“すごい!”と叫びながらも喜んだ。また、発表を見届けた観客たちからも、歓喜の声が上がっていた。

アイドル界の頂点を目指すという目標に向かって前進し続ける、Peel the Appleの活躍から目が離せない。

<Peel the Apple 2024 夏の3大都市ツアー〜ぴるあぽ旋風巻き起こせ!灼熱のGlitterツアー!〜>

<Peel the Apple 年末スペシャルライブ2024>

日程:2024年12月7日(土)

会場:日比谷野外大音楽堂

FC抽選先行:7月7日(日)22:00〜

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