香港特区のモノの輸出額、5月は前年同月比14.8%増

 

香港特区のモノの輸出額、5月は前年同月比14・8%増

香港コンテナターミナルの様子。(4月12日撮影、香港=新華社記者/陳鐸)

 【新華社香港7月8日】中国香港特別行政区政府統計処がこのほど発表した5月のモノの貿易額は輸出が前年同月比14.8%増(前月比2.9%増)の3759億香港ドル(1香港ドル=約21円)、輸入が9.6%増(同5.9%増)の3881億香港ドルに達し、輸出入とも今年の最高を記録した。貿易赤字は121億香港ドルで、輸入額の3.1%相当となった。

 5月はアジア向け輸出が18.7%増となり、うちマレーシア向けは約50%増だった一方、インド向けは約16%減となった。米国向けは27%近く増加した。

 1~5月のモノの輸出額は前年同期比7.4%増、輸入額は12.5%増だった。貿易赤字は1052億香港ドルで、輸入額の5.5%相当となった。

 特区政府報道官は、5月のモノの輸出額も2桁の伸びを維持したと紹介。今後については、地政学的緊張がもたらす不確実性は引き続き存在するかもしれないが、外部の需要が好転すれば、輸出状況はプラスを維持するとの見方を示した。

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