海上自衛隊横須賀基地(横須賀市)に寄港中のメキシコ海軍の訓練帆船「クアウテモック号」が夜間、ライトアップされている。船を一望できる近くのヴェルニー公園は撮影のためスマートフォンやカメラを手にした市民でにぎわっている。
同号は日本とメキシコの友好関係樹立415周年を記念して5日に到着した。3本のマストに23枚の帆がつけられ、全長67メートル、排水量1800トンで乗員は士官候補生ら約260人。
船名はアステカ帝国の最後の皇帝の名前にちなむ。先住民族の言葉で「急降下するワシ」の意味という。同号は寄港中、事前予約制で一般公開しているほか、海自隊員と交流を深めている。
10日に横須賀を出港し、韓国や中国、フィリピン、シンガポール、オーストラリアなどに寄港するという。