予算120万円で日本旅行、大満足の中でオーストラリア人家族が感じた苦労 「とても分かりにくい」

オーストラリアから来たクリスティーンさん一家【写真:Hint-Pot編集部】

海外旅行をする際は、その国・地域のバスや電車、飛行機といった公共交通機関に乗ってみるのも楽しみの1つです。世界屈指の巨大都市である東京では複数路線が乗り入れする大型駅がいくつもあり、複雑な構造の場所もあります。オーストラリアから日本にやってきたという家族は、ちょっと驚いたことがあるそうです。

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訪れたスポットは「大阪、広島、宮島、金沢、熱海、東京」

オーストラリアから訪れたクリスティーンさん一家は、5人家族ですが今回は長男が来れなかったため、息子2人と夫と共に日本を訪れました。クリスティーンさんは看護師、夫は建設業者として働いています。日本への移動は片道約10時間の直行便を利用し、旅行の予算は驚きの120万円でした。

2週間の滞在中に訪れた場所は「大阪、広島、宮島、金沢、熱海、東京」と多岐にわたりました。日本での景色は非常に新鮮で、見逃せない野生動物も多かったようです。

特に、ティーンエージャーの息子は生き物好きで、クモ好きの間で知られるハエトリグモに興味津々でした。ハエトリグモは、顔の正面にある大きな2個の目が目立つことで有名です。「たくさんの動物や野生動物を撮影しました。生物学を勉強しているので、とても興味深いです」と声を弾ませました。

バス、電車、フェリー、モノレールなど、世界各国では多くの公共交通機関が動いています。でも、旅行となると、言葉の壁や案内表示の不明確さ、駅構内の道案内の不十分さもあって、どこに行けばいいのか分からなくなってしまう――。そんな経験をしたことのある人はいるのではないでしょうか。日本を訪れたクリスティーンさん一家もその1人だそうです。

クリスティーンさんは「東京の駅は刺激的でしたが、とても分かりにくいです。道に迷うことが少しありました。ナビゲーションは難しいです」と苦労したことを明かしてくれました。

こうしたニーズに対応するため、訪日外国人向けの旅行サポート施設が設置されている場所もあります。これらの施設では英語、中国語、韓国語に対応しており、旅行者が安心して移動できるようサポートしています。

ちょっとした“迷子体験”の悩みもありましたが、もちろんクリスティーンさん一家は日本での旅行を大いに楽しめた様子で、充実感をにじませました。日本の名所や自然を深く楽しむすばらしい体験となったようです。

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