【ガーデニング】夏の庭に咲く「ちょっと気になる白い花」6選〈花木・多年草・一年草〉

「名前を知りたい」「育ててみたい」いつも見かけるあの白い花

暑い季節に咲く白い花は、涼しげで夏空によく映えます。通勤中や散歩中に、ふと見かけた白い花が気になり「名前を知りたい」「育ててみたい」と思うこと、ありませんか?

そこでこの記事では、夏の庭に咲くちょっと気になる白い花を6つご紹介します。自分の家の庭にお迎えしたい方のために、参考価格や植えどきもお伝えするので、参考にしてくださいね。

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この記事で紹介する、夏の庭に咲く《ちょっと気になる白い花》6選

【写真1枚目/全7枚】蝶がひらひらと舞うような花姿のガウラ(ハクチョウソウ)2枚目以降でも紹介します!「夏空に映える、ちょっと気になる白い花」
  • ブッドレア
  • ルリマツリ(プルンパゴ)
  • クチナシ
  • ガウラ(ハクチョウソウ)
  • クレオメ(セイヨウフウチョウソウ)
  • タマスダレ

それでは、いつも気になっているお花があるかどうか、探してみましょう。

夏の庭に咲く白い花!毎年おしゃれな花が咲く花木3選

ブッドレア[落葉低木]

夏から秋にかけて、長い円錐形の花を咲かせるブッドレア

夏から秋にかけて、長い円錐形の花を咲かせるブッドレア。花から漂う甘い香りと蜜に誘われて蝶が集まることから、英語では「バタフライブッシュ」と呼ばれています。

花色は白以外にも定番色である青や紫などがあり、涼しげでよい香りのするお庭をつくれる植物。風に揺れる花穂が素敵で、ナチュラルガーデンにぴったりです。

植え付け適期は春。日当たりと風通しのよい場所に植えると花付きがよく、病虫害も防げます。成長が早いので、毎年新芽が出る直前に剪定を行いましょう。コンパクトに育てられる矮性品種もあります。

※参考価格:500~1800円前後(3.5号ポット苗)

ルリマツリ(プルンパゴ)[常緑低木(半つる性)]

おしゃれで清楚な花を咲かせるルリマツリ

ルリマツリは初夏から秋まで長い期間、清楚な花を咲かせます。白以外に、爽やかな青の花色もあり、暑い夏に嬉しい涼しげな花が魅力です。

半つる性でこんもりと育つため、支柱を立ててスタンダード仕立てにしたり、フェンスやアーチなどに誘引したりして楽しまれています。洋風の、おしゃれでかわいらしい庭によく合う植物です。

植え付け適期は、遅霜の心配がなくなる春の終わりころ。日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。南関東以西の暖かい地域では屋外で越冬できますが、霜が降りると落葉することがあります。成長が早いので、生育期にはこまめに剪定しながら育ててください。

※参考価格:300~800円前後(3~3.5号ポット苗)

クチナシ[常緑低木]

真っ白な花と明るくつやつやした葉が清楚なクチナシ

梅雨時から初夏にかけて、甘い香りを漂わせるクチナシ。真っ白な花と明るくつやつやした葉が清楚な雰囲気で、初夏のお庭を爽やかな雰囲気にしてくれる庭木です。樹高が低く花が小ぶりなコクチナシや、バラのような花が咲く八重咲の品種などがあります。

リビングの窓近くや玄関横など、香りを楽しめる場所に植えたい花木。花がたくさん咲いたら切り花にして飾ると、お部屋がクチナシの香りに包まれます。

植え付け適期は春。日陰でも育ちますが、日当たりのよい場所に植えた方がたくさんの花を楽しめます。病虫害がつきやすいため、風通しのよい場所で殺菌殺虫剤を適切に使用しながら育てましょう。寒冷地では鉢植えで楽しみます。

※参考価格:550~1000円前後(3~3.5号ポット苗)

夏の庭に咲く白い花!おしゃれな多年草や一年草3選

ガウラ(ハクチョウソウ)[落葉多年草]

蝶に似た可憐な花を次々と咲かせるガウラ

初夏から晩秋までの長い期間、蝶に似た可憐な花を次々と咲かせるガウラ。しなやかな花茎が風に揺れ、蝶が飛んでいるように見える様子から、ハクチョウソウとも呼ばれます。

品種によって草丈が異なり、花壇の背景や主役、引き立て役など、さまざまな楽しみ方ができるガウラ。花色は白のほか、赤、ピンクなどの優しい色合いで、ナチュラルガーデンにぴったりです。

植え付け適期は春の終わりから初夏にかけて。花が咲き終わった花茎を地際から切るように花がら摘みをすると、新しい花茎が伸びやすくなります。晩秋には根元で切り戻して越冬させましょう。暑さ寒さや乾燥にも強い、丈夫で育てやすい多年草です。

※参考価格:300~700円前後(3~3.5号ポット苗)

クレオメ(セイヨウフウチョウソウ)[一年草]

Labrynthe/shutterstock.com

クレオメは初夏から秋まで、長い茎の先におしゃれな花を咲かせます。クレオメの花も蝶のように見えることから、西洋風蝶草(セイヨウフウチョウソウ)とも呼ばれます。花色は白以外にピンクや紫など、かわいらしい色合いです。

夏花壇の主役や背景で、インパクトのあるお花として活躍してくれるクレオメ。しかし、こぼれ種で広がりすぎる、トゲやベタベタがあるなどのマイナス面もあります。「クレオメ・セニョリータ」シリーズはこれらが解消された品種なので、お庭に植えたい方は探してみてくださいね。

植え付け適期は春の終わりころ。日当たりと風通しのよい場所で花付きがよくなります。あまり手がかからず、丈夫で育てやすい植物です。

※参考価格:500~600円前後(3~3.5号ポット苗)

タマスダレ[常緑多年草(寒冷地では落葉)]

sundec88/istockphoto.com

夏から初秋まで、野趣あふれる白い花を次々と咲かせるタマスダレ。雨の後によく花が咲くことから、レインリリーとも呼ばれます。シンボルツリーの根元や、玄関横の植栽スペースなどを可憐に飾ってくれる、ナチュラルガーデンがよく似合う植物です。

植え付け適期は春。日当たりのよい場所~半日陰の、水はけのよい土でよく育ちます。広がりすぎてしまったら、球根ごと掘り出しましょう。強健で育てやすい植物です。

植物全体に毒があり、葉はニラ、球根はノビルに似ているため、間違って口にしないように注意してください。

※参考価格:450~650円前後(球根10球)

まとめにかえて

夏の庭に咲く白い花を6つご紹介しました。気になっていたお花や育ててみたい植物はありましたか?

白い花はお庭の雰囲気を問わず、どんな場所にも合わせやすいのが魅力。清楚な白い花は、夏のお庭を爽やかで明るい印象にしてくれますよ。

気になったお花があった方はぜひ、お庭に植えてみてくださいね。

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