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5日に開幕した夏の高校野球・新潟大会。8日に予定されていた試合は、すべて10日に順延となりましたが、7日にかけて熱戦が展開されました。6日の1回戦最後の試合は、3年間チームを支え続けたマネージャー同士の思いが交錯する一戦となりました。
五泉と新潟、公立校同士が激突した1回戦最後の試合。
この試合を特別な思いで迎えた2人のマネージャーがいました。五泉の神田菜花さんと新潟の荒木日和さん。中学時代、同じ部活動で汗を流したチームメイトでした。違う高校に進むもともに「野球部のマネージャー」として3年間を過ごした2人。同じグラウンドで最後の夏を迎えました。
1回、五泉に襲いかかる新潟「ケンタカ」打線。2アウトながら満塁のチャンス。6番・佐藤豪の一打で先制点をあげます。
同じ公立勢・五泉も負けていられません。3回には守備のファインプレーでバックがエースを盛り立てます。
しかし、新潟の先発・龍田京太郎の打たせて取るピッチングに、五泉のマネージャー・神田さんはなかなか得点のスコアを書けません。
5回、新潟の先頭・小池がレフトオーバーのツーベースヒットを放つと、チャンスで打席に立ったエース・龍田もレフトへツーベースヒット。その後、4連打で差は12点に広げます。
そのウラ、意地を見せた五泉。ツーアウトからフォアボールやヒットなどで満塁のチャンスを作ります。しかし、ラストバッターがライトフライに倒れ、5回コールドで新潟が勝利しました。
熱戦を見守ったマネージャーの思いは。
■新潟 荒木日和マネージャー
「違う高校でも一緒に頑張っている友達がいるのは心強かったし、頑張りを引き継いで頑張っていきたい。」
五泉の神田さんは抑えきれない涙とともに、思いを荒木さんに託しました。
■五泉 神田菜花マネージャー
「自分たちにはできない次の試合を頑張って勝ってもらいたい。」