ランボルギーニ レヴエルトを全開チェック!?その絶対性能を知るためにはやっぱり、富士スピードウェイを「攻める」しかないでしょ【全開動画(公式版あり】

2024 年7月5日アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンは、新型V12プラグインハイブリッドスーパーカー「レヴエルト」の試乗会を、富士スピードウェイで開催したことを明らかにしました。アジアでは初となる「Lamborghini Revuelto Dynamic Experience at Fuji International Speedway」です。限界性能を極めたその走りは、果たしてどんな「世界」を体験させてくれるのでしょうか。

このクルマの「本性」を知ることができるのは、やはりサーキット

デザインはもとよりエアロダイナミクス、アーキテクチャ、シャシワークに至るまで、レヴエルトは「かつてないランボルギーニのパラダイム」を確立しています。

カーボンファイバー&軽量素材の多用と強力なエンジンパワーにより、ランボルギーニ史上最高のパワーウェイトレシオを達成。電動トルクベクタリングの導入による卓越したダイナミクスや、フル電気駆動モードでも利用できる4輪駆動システムが、スーパーカーの世界観をさらに広げていく。

V12エンジンにプラグインハイブリッドシステムを備えた「HPEV(ハイパフォーマンスEV)」がもたらすのは、あらゆる領域におけるドライビングプレジャーの革新に他なりません。

新開発のV型12気筒エンジンと計3基(前2+後1)の電気モーターを合わせたシステム最高出力は1015hpに達し、パワーウェイトレシオはランボルギーニ史上もっとも優れた 1.75 kg/hpを実現しました。0→100km/h加速はわずか2.5秒、最高速度は350km/hを超える超ハイパフォーマンスマシンです。

2023年のジャパンプレミア以来、日本においても新生ランボルギーニに対するファンの期待は高まるばかり。今回の試乗会では、「Arancio Apodis」「Grigio Telesto」「Bianco Siderale」や「Verde Turbine」など、多彩なボディカラーをまとった6台のレヴエルトが日本の顧客のために特別に用意されました。

富士スピードウェイは文字どおり「レヴエルトカラー」に彩られた。

「限界領域」に至ってもなお失われない、スムーズさと安心感

ホスピタリティラウンジでも、特別なおもてなしを提供。ランボルギーニのパートナーである「Lavazza」が本場のイタリアンエスプレッソバーを開設して、極上の1 杯を参加者にふるまいました。

ホスピタリティもまた、超一流。

また、Hi-Fi オーディオ製品ブランド 「Technics」(パナソニック株式会社)とランボルギーニがコラボレートしたダイレクトドライブターンテーブルシステム「SL-1200M7B」(2024 年7 月12 日発売予定)をお披露目。ダイナミックなDJ プレイを披露して、会場を盛り上げました。パーソナライゼーションの無限の可能性を提案する「アド・ペルソナム」ブースも人気を博したようです。

当日はオフィシャルテクニカルパートナーである「ブリヂストン」もサポートブースを出展。専用のチューニングが施されたタイヤ「 Potenza Sport(ポテンザ・スポーツ)」の優れたポテンシャルをアピールしました。

Potenza Sportは、ランフラットテクノロジーを採用。空気圧ゼロ時に時速80kmで80kmの距離を走行可能だ。

いちはやくレヴエルトのステアリングを握った幸運な「オーナー(もしくはその予備軍)」たちは、果たしてどんな極限を超えた走りを楽しんだのでしょう。今回の富士試乗会のものではありませんが、サーキットアタックの様子を生々しく伝えてくれる動画が2023年9月のデビュー時に公式ニュースとして公開されています。

アタック担当は、アウトモビリ・ランボルギーニのファクトリードライバーのひとり、アンドレア・カルダレッリ氏。「これまでのランボルギーニでは味わえなかったような、素晴らしいフィーリングと正確なドライビングを実現しています」と、レヴエルトの限界領域での走りを興奮を抑えきれない様子で伝えてくれます。

ランボルギーニがレヴエルトで目指したのは、「ドライビング・エモーションの絶頂」だという。

ブレーキを踏んだときに絶大なダウンフォースを発生する、アクティブエアロダイナミクスや、ランボルギーニV12エンジン初の8速デュアルクラッチトランスミッションがもたらす極上の変速フィールなど、すべてがスムーズでしかも恐ろしく安定した「速さ」が実現されていることは、間違いなさそうです。

こだわり抜いたV12が、最先端の制御性能まで備える電動化によってどんなダイナミック性能を手に入れたのか・・・その「けた外れ」ぶりについては、改めて実走インプレッションとしてお伝えしたいと思います。(文:Webモーターマガジン編集部/写真:アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパン)

【全開動画】サーキットインプレッション(公式)

写真で見せます!レヴエルトとのファーストコンタクト(ギャラリー)

ランボルギーニが選んだパートナーはブリヂストン。ブリヂストンは、専用チューンの高性能プレミアムタイヤPotenza Sportは、フロントに265/35 ZRF20、リアに345/30 ZRF21の前後異サイズと、フロントに265/30 ZRF21、リアに355/25 ZRF22の前後異サイズが用意されており、いずれもランフラットテクノロジーを採用している。80kmで80kmの距離を走行可能だ。
アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパン代表のダビデ・スフレコラ氏は、「レヴエルトは多くの受注をいただいており、様々な個性あふれる Revueltoが日本の道を走ることになります。多くのお客様やファンの皆様が、日本を走るRevueltoの姿を見て、爽快感を感じていただけると確信しています。」とあいさつした。
スーパースポーツカーでありながら、普段の走行でも、その優れた資質を最大限に発揮することができるという。
「出番」を待つ試乗車たち。航空宇宙エレメントに着想を得たという最先端のデザインは、六角形エキゾーストへと細く続く2本のラインで描かれる彫刻のようなサーフェスが特徴だ。
Hi-Fi オーディオ製品ブランド 「Technics」は、新製品を使ったダイナミックなDJ プレイを披露して、会場を盛り上げた。
サプライズ!なゲストとして、鈴木亜久里氏も参加。装着されたPOTENZA SPORT」の印象を語った。
先導車はウラカンSTO。周回ペースは十二分に速い。

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