あなたは大丈夫!?夏にシミが増える人のNG生活習慣

夏の肌で気になることと言えば「シミ・くすみ」ですが、夏にやりがちな生活習慣がシミ、くすみを加速させるって知っていましたか?

今回は、シミ、くすみが加速するNG生活習慣について、看護師・薬膳師としての知識を活かした記事を得意とするライターの薬膳ナースけいこさんに教えてもらいました。

水の飲み方、大丈夫?

気温が高くなるにつれ、汗をかく、室内の空調が強くなるといった状況になりますよね。そこで、おきやすいのが「肌の乾燥」です。秋や冬は乾燥を気にしてケアできていると思いますが、実は夏も体だけでなく肌も乾きがちになります。顔に汗をかくのがイヤ、室内は涼しいので熱中症にならないと思っているなどの理由で水分を摂るのを控えめにしていませんか?

実は、乾燥した肌はバリア機能が低下して外部からの刺激を受けやすくなります。つまり乾燥した肌は紫外線の影響を受けやすくシミ、くすみだけでなく肌荒れのリスクも高まります。スキンケアが大切なのはもちろん、体が渇けば肌も乾燥します。こまめに水分を摂りましょう。

緑茶、麦茶、ハトムギ茶は、体の余分な熱を冷ます効果が期待できますので、体と肌の潤いを保つためにこまめに飲むのがオススメです。

夏は意外とめぐりが悪くなる

暑い日に欲しくなるのが、冷たい食べ物や飲み物。実は、冷たい飲食物で胃が冷えると、顔の血流が悪くなるんです。それの何が悪いかというと、血液が肌に栄養を届ける力が落ちて肌がくすんだり、肌代謝が落ちて、シミを予防する力も落ちるため、古い角質が溜まりやすくなってシミが肌に定着しやすくなるんです。

あまり知られていませんが、内臓の冷えは外見の老けに大きく影響します。冷たいモノをまったく飲食しないのは無理だとしても、量や頻度を調整するなどしてみましょう。

運動がカギ

命の危険を感じるほどの暑さを記録した日は、不要不急の外出は控えるように報じられますよね。気温が高い時間帯に室内で過ごすのは悪いことではありません。ですが、室内にこもりがちで運動をする機会が減ると、室内にいるのにシミができやすくなるんです。

なぜかというと、涼しい室内でじっとしていると「冷える」「めぐりが悪くなる」からです。首コリ、肩コリなど顔の近くにコリを感じる人は要注意です。先ほども説明した「肌代謝の低下」がおきやすくなってシミができやすい、定着しやすい条件が整ってしまいます。空調が効きすぎていないか、こまめに確認しつつ、肩を回すなどのストレッチも行ってみましょう。

どうしても老けた印象を与えてしまうシミやくすみ、NG生活習慣を遠ざけて賢く予防ケアしたいですね。

■執筆/薬膳ナースけいこ…薬膳師/看護師/経絡ヨガ指導者/薬膳茶エバンジェリスト。知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをテーマに情報を発信中 Instagramは「@keiko89zen」。
編集/サンキュ!編集部

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