県内各地で大雨 一時は避難指示も 9日も雨雲発達か 引き続き警戒を【新潟】

県内各地で大雨

8日の県内は、広い範囲で断続的に激しい雨に見舞われ、新発田市と新潟市・阿賀町には一時、土砂災害警戒情報が発表されました。9日も再び激しい雨が予想されていて、このあとも浸水や土砂災害に警戒が必要です。

8日午前8時すぎの佐渡市。強い雨が、通勤時間帯の国道に打ち付けています。
■谷口克一カメラマン
「佐渡市の市道が冠水してしまいました。」

住宅街の側溝が溢れ、一部の道路が水に浸かりました。

■入澤芽生記者
「午前10時半すぎの新潟駅前です。5分ほど前から徐々に雨脚が強くなり、現在は体に打ち付けるような雨が降っています。」

断続的な激しい雨に見舞われた県内。三条市では1時間に41.5mm、新潟市中央区でも28mmの降水量が観測されました。この雨により、予定されていた夏の高校野球新潟大会も、8・9日の2日間の順延が決まりました。

高速道路では。
■柿木哲哉記者
「雨が強まって来ました。ワイパーも最速のものにしないと前が見えません。」

県と新潟地方気象台は、土砂災害の危険性が高まったとして午前11時前に新発田市に、午後には新潟市と阿賀町に対して、土砂災害警戒情報を発表。新発田市はこれを受けて、約2700世帯7433人に避難指示を出しました。

■入澤芽生記者
「現在午後3時、新発田市五十公野地区の東小学校には土砂崩れを心配した住民が避難してきています。」

避難所には、近くの住民数人が身を寄せていました。
■避難した人
「こんなにひどくなるとは思っていなかった。」
「雨がひどくなってきて、段々滝のように流れてきて、家の後ろが山なんだけど滝のように流れてきて危ないなと思って。今もすごい雨が降っているけど、みんなが一緒だから安心です。」

新発田市と新潟市阿賀町に出されていた土砂災害警戒情報は午後3時半に解除され、避難指示も解除となりました。
五泉市と阿賀町でも、一時「高齢者等避難」の指示が出されましたが、その後解除されています。

午後になって雨雲は遠ざかり現在、激しい雨はおさまっていますが、9日も再び雨雲が発達する見通しで、気象台は土砂災害への厳重な警戒を呼びかけています。

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